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コラム:IT業界転職の技術
第927章

異業界からIT業界に転職するには

2019年9月27日

数年前まで、転職する方は社会人経験3年以上の方がほとんどでした。しかし、この2〜3年の間に、3年未満で転職する方が増えてきています。それに伴い、IT業界でも第二新卒採用、ポテンシャル採用といった採用の仕方を採る会社が増え、異業種からIT業界へ転職したいという方も増えてきています。

ただ、IT業界について右も左も分からないまま、とにかくITだ!といって転職する方も少なくなくありません。そのため、ここではIT業界ではない業界に就職し、これからIT業界に飛び込みたい方に向けて、どういう道があるかをお伝えします。

1. IT業界の職種

一口にITといっても、職種はいろいろあります。ITはよく建築に例えられるのですが、例えば家を一つ建てるにしても、そこには営業、コンサルタント、建築士といった企画・設計をする職種のほか、実際に家を作るために本当に様々な職種の方が動くことになります。
ITも同様で、いざシステムを作るとなると、たくさんの人が動くことになります。職種も本当にたくさんあるのですが、その中でも異業種からキャリアチェンジできるものとしては以下のようなものがあります(IT業界を知らない方向けに簡略的に書きます)。

  • ITコンサルタント

    システムの大枠を決めていきます。技術力よりは企画力や提案力が重視されます。

  • アプリケーションエンジニア

    • 業務系 : 企業内の業務で利用するシステムを開発します。
    • Web系 : 一般消費者が利用するシステムを開発します。
    • 組込系 : 機械を動作させるシステムを開発します。
  • ネットワークエンジニア

    無線/有線の通信環境を構築します。

  • サーバーエンジニア

    システムを動かす基本ソフト(OS)をインストールします。

  • 営業

    顧客へシステムを提案します。

  • ヘルプデスク

    システム利用者の問い合わせに対応します。

2. 全く知識がなくてもなれるもの

IT業界における職種をざっとご理解いただきましたが、次に、その中でもどれが未経験でなれるのか?をお伝えしていきます。

  • ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアだけは、完全未経験でも育てます、という企業がたくさんあります。監視という業務からスタートするのが一般的ですが、ツールを使ってネットワークが動いているかどうかを確かめる、という業務のため、技術知識がなくても仕事をしてもらうことができます。監視をする中で、ネットワーク障害が発生し、その解決を通じて技術知識を徐々に獲得していくことができます。

3. 少し知識・経験が必要なもの

以降でお伝えする職種は、IT知識もしくは経験が少しはあることが求められます。

  • ITコンサルタント
  • アプリケーションエンジニア
    • 業務系
    • 組込系
  • 営業
  • ヘルプデスク

ITコンサルタント

ITコンサルタントについては、技術の特徴を理解し使い方が分かればよいので、業務が分かっていれば技術経験がなくてもなることができます。

アプリケーションエンジニア(業務系/組込系)

アプリケーションエンジニアのうち、業務系については、学生時代も含め、何かしらのプログラミング言語で開発をしていればOKというところが一定数あります。
組込系については、学生時代が理系であったり、学生時代にC/C++といった言語での開発経験があることなどが求められる傾向にあります。

営業

営業については、何かしらの提案営業をしてきて、システム提案が想像できる程度のIT知識があればキャリアチェンジすることができます。

ヘルプデスク

ヘルプデスクについては、例えばコールセンターの一次対応であったり、企業内の問い合わせ対応などをしてきて、一定のIT知識がある場合に受け入れて貰える可能性があります。

4. プライベートでの努力が必要なもの

  • アプリケーションエンジニア
    • Web系
  • サーバーエンジニア

アプリケーションエンジニア(Web系)

アプリケーションエンジニアのうち、Web系と呼ばれる職種については、知識や経験が少しあるだけでは転職できないことが多いです。プライベートの時間を使ってシステムを自作するとか、プログラミング試験で高得点を取るとか、技術ブログを書くといった自助努力が評価されると、採用されることもあります。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアについては、自宅のPCにサーバーをインストールするなど、ちょっとしたことでも良いのでやっていると転職時に有利になります。ただ、サーバーはシステムの土台となるため、未経験での採用はあまり多くない印象です。

5. 主な募集

未経験から大手・有名企業に転職したい、という方もおられますが、みなさんがそう思うような企業へは学生も就職活動で応募しています。企業もいい人材を新卒で獲得できている場合が多く、よっぽど特殊な技能を持っていない限り、未経験から大手・有名企業への入社は難しいと考えるのが妥当です。

現実的には以下の4種類の募集を検討していただくと良いと思います(職種共通です)。

  • IT系派遣会社の未経験採用
  • 一次請けシステムインテグレーターの第二新卒採用
  • コンサルティングファームの第二新卒採用
  • ベンチャー企業

IT系派遣会社の未経験採用

最も現実的な選択肢はIT系派遣会社の未経験採用です。IT業界は多重請負構造となっており、その中でもIT系派遣会社は発注者と直接取引をすることが少ない、二次請け以降の下請け企業(建築業界と同じでサブコントラクターと言います)となります。

賃金は安く、労働環境も良くないケースが多いのですが、最近では大手派遣会社を中心に就業条件や就業環境の改善が図られています。同じ派遣系でも、凄く良いところもあれば、劣悪環境のところもありますので見極めが重要です。

一次請けシステムインテグレーターの第二新卒採用

そのため、ベターな選択肢としては、一次請けシステムインテグレーター(プライムコントラクター)の第二新卒採用枠で入社することです。基礎から教育をしてくれますし、技術系、管理系、コンサル系とキャリアの広がりも大きいことが特徴的です。

コンサルティングファームの第二新卒採用

また、コンサルティングファームにおいても、近年は教育体制が確立してきたこともあって、第二新卒枠が増えてきています。いわゆるコンサル系だけでなく、技術系の枠もあります。

ベンチャー企業

ベンチャー企業は基本的に即戦力採用の色が濃いですが、中には逆に、誰でもいいから入社して欲しい!ということで経験が浅い方やプライベートのIT経験しかない方も採用することもあります。短期間でいろいろなことが経験できるといったメリットはありますが、時間的にも金銭的にも余裕がない場合が多いので、その点は覚悟していただきたいと思います。

6. 企業選択時の注意点

以下は、企業選択にあたり、特に未経験や経験が浅い方の場合はしっかりと確認しておいたほうが良い観点となります。

  • 主要取引先
  • 教育体制
  • 稼働時間
  • 年収の上り幅

主要取引先

主要取引先を見れば、その企業が何次請けなのかを確認することができます。下請け構造の上位の企業に入社する方が、キャリア、給与、長期就業などいろいろな面で有利になります。

教育体制

教育体制については、入社後の研修があるかどうか、OJTはどういうことをやるのか、現場以外の教育機会(社内外の研修など)がどの程度あるか、といったことを確かめておくとよいです。技術系であれば、社内に技術を試せる環境があるとベターです。

稼働時間

稼働時間については、表向きは「それほど多くない」という企業がほとんどのため、見極めにくいものではあります。実態はどうか、というのは、業界にいる方や、私どものようなIT業界に詳しいエージェントに聞いて確かめることが必要です。

年収の上り幅

年収については、未経験の方や経験が浅い方は低い年収からスタートすることが一般的です(コンサルティングファームは除く)。それは仕方がないとして、入社後にきちんと昇給すればよいので、内定が出た後にはなりますが、可能であればその企業の年収テーブルを確認するようにしましょう。

7. まとめ

以上、IT業界ではない業界に就職し、これからIT業界に飛び込みたい方にはどういう道があるかをお伝えしました。

  • 異業界からIT業界へ転職できる職種は6職種ある
    • ITコンサルタント
    • アプリケーションエンジニア(業務系/Web系/組込系)
    • ネットワークエンジニア
    • サーバーエンジニア
    • 営業
    • ヘルプデスク
  • 職種により求められるレベルが異なる
    • ネットワークエンジニアは、全くIT知識がなくてもなれる
    • アプリケーションエンジニア(Web系)とサーバーエンジニアはハードルが高め
    • その他はITの知識や経験が少し求められる
  • 主な募集は4種類ある
    • 一番ハードルが低いのは IT系派遣会社の未経験採用だが、何次請けかは要確認
    • 一次請けシステムインテグレーターやコンサルティングファームの第二新卒採用がベターな選択肢
    • ベンチャー企業は短期で成長可能だが覚悟が必要
  • 企業選択時は主要取引先、教育体制、稼働時間、年収の上り幅などを確認する

最終的にどの道を選ぶかは、業務のイメージが持てるか、どの仕事にやりがいを感じられそうか、といったところがポイントになってきます。それぞれの職種の具体的な仕事内容やその後のキャリアがどうなっていくかなど、より詳しいことを知りたい方は、弊社コンサルタントにご相談ください。

筆者 田中 祐介
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