親が関わる転職活動 | 転職の技術 | IT転職 エージェント リーベル


コラム:転職の技術

第823章

親が関わる転職活動

— 参考にすべきこと、してはいけないこと —

2017年12月1日

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親が転職活動に関わりだす

ここ数年、就職活動に親が関わることが増えてきました。実際、新卒も中途も手掛けている採用担当の方とお話をすると、「新卒採用では親向けの準備もしっかりやっておかないといけないんです。我々の学生時代には考えられなかった事なのですが」と仰います。

親が就活に口を出すの?というこの方のお気持ちは私もよく分かります。学生時代にアルバイトの採用面接に同席した事があるのですが、本人は一言も話さず、親ばかり質問に回答して辟易したことがあるからです(当然不採用です)。

そのアルバイトの面接のように、親が面接に同席して質問に答えるのは論外ですが、冷静に考えると、親が就職活動に関わるのは一概に悪いことではないと思います。学生から見える社会は非常に狭いため、社会に出て実際に働き、社会を見る目を養ってきた方のアドバイスは、学生本人にとっても有益だと思うからです。

転職活動においては、親が深く関わってくることは現時点ではまだ余りありません。ただ、親と共に就職活動をした世代が転職活動を始めると、徐々に状況も変化してくるものと思われます。今回は、その場合のアドバイスの貰い方や注意点についてお話ししたいと思います。

アドバイスの貰い方 〜参考にすべきこと〜

親からアドバイスを貰う時に参考にすべきは「事例」です。それも、テレビや雑誌などで得た情報や想像から導き出された話ではなく、実体験や、現場で見聞きしてきたことであることが重要です。誰かから聞いた話でも良いのですが、その誰かが信頼に足る人で、言っていることが確からしいものに限り参考にすべきです。

自分より親が確実に優っているのは、生きてきた時間です。自分より多く生きてきた分、いろんな知識・経験を持っています。また、上手くいった体験だけでなく、苦い経験もたくさんしてきたに違いなく、その分、リスクに対する勘が働きます。

それらの知識・経験から導き出されるアドバイスには、少なからず信用するに足るものがあり、それが実体験であるほど重みがあるといえます。

「事例」と敢えてかっこ書きで書いたのは、事実以上に現実を表しているものはないからです。イメージだけの話はごまんとあふれていますが、そういうものはアテにならないケースが多いので、いかに親の話といえども、それが事実に基づくものであるかどうかは聞いておきましょう。

注意点 〜参考にしてはいけないこと〜

参考にする際に注意が必要なことはいくつかあるのですが、最も注意すべきは時代の差、価値観の違いです。

親というものは、過去を生きています。もっというと、私たち人間はすべからく過去を生きています。過去に受けた教育をもとに成長し、過去に築き上げた価値観をもとに物事を捉え、判断し、結論を出し、行動をしています。

そんなことはない、自分は大丈夫だと思っていても、必ずジェネレーションギャップはあります。何千年も前の文書にもジェネレーションギャップのことは書かれており、情報がこれだけ溢れる世の中になっても、世代間の本質的なギャップは変わりません。

周りを見渡してみると、いまだにバブルのときの派手な話をする人がいます。働き方改革真っ盛りのこの時代にモーレツ社員時代の武勇伝を語る人がいます。こういった身近なトピックですらギャップがありますから、ましてやどういう生き方が大事なのか、どういう業界や会社、仕事が良いのかといったといった重要度の高い話については、価値観のギャップが大きいものです。

職がない時代を生きてきた方にとっては、公務員が最も魅力ある職業だったでしょう。復興著しい時代の方にとっては、都会で暮らせて給料もよい都会のサラリーマンが全体的に人気だったでしょう。大量生産大量販売、作れば売れる時代は、大手メーカーが人気だったでしょう。バブルの時代は金回りの良い金融が人気だったでしょう。

他にもいろいろ例はありますが、根本的には、それが最も当時の人々の生活を安定させられる職業だったからだと思います。

では今はどうか。物の生産は多品種少量生産となり、特徴的で魅力ある物やサービスが好まれ、知識労働者が台頭しています。何が安定なのか、どこが安定なのかがはっきりとは分からず、しかしそういう混沌とした世の中を生き抜く知恵を持つこと、つまり、自分自身の筋力をつけてビジネスアスリートとして生きていくことこそが本当の安定と言える時代になってきました。

時代により仕事観や目指すべきことは変化します。そのため、親からアドバイスをもらうときは、どの時代の価値観で話をしているのかどうかを確認する必要があります。

そして、親が古い価値観で話をしてきたときは、それも1つの考え方として捉え、いまに近い価値観で話をしてきたのであれば、それを深く受け止めるべきだと思います。

自分の人生の責任は自分で負う

いずれにせよ、親のアドバイスは貴重なものです。ただ、結局は自分自身の人生ですので、親の意見の軽重は判断しつつも、最後はご自身の最も腹落ちのする選択を自分自身でして頂ければと思います。

<たまたろう>

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