等身大の自分を見せる | 転職の技術 | IT転職 エージェント リーベル


コラム:転職の技術

第759章

等身大の自分を見せる

— 面接官に信頼してもらうために —

2016年8月5日

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誇張してアピールするのは間違い

「IT戦略の立案をしました」「構想策定をしました」と仰る方のうち、何割かの方は、そのフェーズには関わっていたけれども、実は議事録を書いていただけとか、資料作成の補助をしていただけという方だったりします。

確かに面接では、「いい仕事をしてきました」ということをアピールしなければなりません。しかし、自分がやっていないことを、あたかも自分がやったかの様に言うのは間違っています。

もちろん、自分がその工程の作業をメインではしていなくても、自分の経験であると言えることはあります。例えばPMの補佐をしていたことにより、計画書の作成や進捗の管理、顧客との折衝といった仕事の概要が分かるとか、一部であればPMに代わって遂行可能、といったことはありえます。

そこまでブレイクダウンして話ができる位の経験をしていれば問題は無いのですが、耳あたりの良い言葉を使って、あたかも良い経験をしているかの様に話をしても、具体的な活動内容を聞かれた場合に明確に話をすることができないため、十中八九、誇張していることがばれてしまいます。

企業はどういう人を欲しがるか

そもそも企業はどういう人を欲しがるかというと、一言でいえば、入社後にやって欲しいと思っていることを既に経験している人を欲しいと思います。

ただ、大前提として、信頼できる人が欲しい、という思いが企業側にはあります。企業に信頼されるための条件はいろいろとありますが、大きな要素の一つとして、等身大の自分を見せることができるかどうか、ということが挙げられます。

人は、何か仕事を任せようと思った時に、自分を大きく見せようとする人よりは、自分自身の事がよく分かっていて、自分を素直にさらけ出している人に任せようと思います。

自分を素直にさらけ出せる人は、何か困ったことが起こったとき、それが自分で解決できるかどうかを考え、出来ないことについては周りの人に聞いて、解決していくことができます。

一方で、大きく見せようとする人は、自分が出来ると思っていることと、実際にできることの間にギャップが発生するため、考えても分からないことを考え込んで想定以上に時間がかかってしまったり、これが正しい答えだと思い込んで物事を進めてしまって期待通りの成果が出せなかったりします。

面接官は、1時間程度の受け答えの中で、面接者と一緒に働きたいかどうかを何度も自問自答します。その状況において、面接者が自分の実力以上のことを話していることが分かったとき、面接官はこれまでのプロジェクトの経験から、この人は信頼できない、危険だという思いを持ちます。つまり、アピールしようと思って敢えて言ったことが、逆に評価を下げてしまう結果になってしまうのです。

何ができて何ができないかを正しく伝える

面接で自分を大きく見せないなんてことは当たり前じゃないかと思われるかも知れませんが、いざ面接に臨むと、もっとアピールしなきゃという思いが先立ってしまい、自分の経験を誇張気味に話してしまうことがよくあります。

確かに、面接でちょっと誇張して言うくらいは良いのではという意見もあります。面接は自分をアピールし、売り込む場である以上、営業トーク的な要素が多少含まれるのも事実です。

ただ、できもしないことをあたかもできるかのように言うことは、極論をいえば経歴詐称であり、仮にそれで入社できたとしても、自分にとっても企業にとっても不幸しか生みません。私はIT業界にいたときに、そういう不幸な例を何度か見てきました。

面接官に信頼してもらうために、また、変な期待を企業に持たせないために、誇張した言い方は避け、自分は何ができて何ができないのかをできるだけ正確に面接官に伝えて頂ければと思います。

<田中 祐介>

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