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第1212章
2025/04/18

面接官に伝わる志望動機の考え方

面接準備をする中で、最も大変なもののうちのひとつが「志望動機」。業務内容やスキルのアピールなどは、これまでの経験を話せば良いので比較的話しやすいですが、志望動機の準備には、何を話せば良いのかをイチから考える必要があり結構時間がかかります。ただ、志望動機は、志望度の高さを最もアピールできる場であり、面接官に刺さる回答ができるかどうかで合否が変わる重要なポイントでもあります。経験が多少足りなくても熱意を伝えれば合格になるケースもあるため、例え時間がかかったとしても、面接官に刺さる志望動機を考えていただきたいです。今回のコラムでは、志望動機を考える上でのポイントをご紹介します。

まずは転職理由が満たせることを伝える

まず、「転職理由が御社であれば叶えることができるから」というのが志望動機の最初です。
転職理由は、「より上流工程に軸足を置いていきたいから」・「より技術力を極めていきたいから」など人によって様々ですが、それらの転職理由に対して、御社であれば叶えられると思ったからというのを伝えましょう。
転職理由と志望動機で全く別の内容を語ると、軸が無いと思われてしまうため、転職理由から紐づいた志望動機を話せているかどうかは確認が必要です。そのためにも、志望動機を考える前に、転職理由をきちんと固めておくことが大切です。

1番大切なのは、「なぜこの会社なのか」を語ること

転職理由を満たせる会社は複数あるはずです。その上で、「なぜ(他社ではなく)御社なのか」を伝える必要があります。ここが志望動機の中でも一番大切なポイントでして、こちらの内容をどれだけ練ることができたかで合否が変わります。
御社だからこそ魅力を感じた理由を具体的に語ることができれば、面接官に志望度の高さや熱意が伝わりプラスになります。一方で、どの企業でも言えることを回答すると、面接官はテンプレ感を感じて、「うちじゃなくても、どこでも良さそうだな」とマイナスな印象を抱きます。

「なぜこの会社なのか」を伝えるための材料としては、エンジニアブログの内容に触れたり、プロダクトに感じている将来性について語ったり、会社のミッションやビジョンへの共感を語るなど様々あります。ただ、いずれの場合も自分事として、自分の言葉で語れることが大切ですので、自身の価値観や目指すキャリアと結び付けて語れる内容を選びましょう。

「経験が活かせるから」だけでは志望動機としては弱いです

現職と親和性が高い企業を受ける場合、「経験が活かせるから」を志望動機のメインとして語る方がいらっしゃいます。志望動機の一つの要素として話すのは良いですが、それだけでは説得力としては弱いので注意しましょう。面接官は熱意を知りたいので、経験が活かせる上で、なぜこの会社に入社したいのかという熱意を具体的に伝えていただきたいです。

情報収集をしましょう

志望動機を考えるには、情報収集が必要です。特に転職活動を始めてから初めて知った会社については志望動機ネタを集めるところからスタートです。企業のホームページをはじめとして、エンジニアブログやSNSやニュースなど時間を取って情報収集をしましょう。志望動機は、いかに準備したかで面接官に与える印象が大きく異なります。諦めずに、自分事として語れるまで準備をしていただきたいです。

筆者 古川 珠里
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