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第1082章
2022/08/05

参考資料はあくまで「参考」

参考資料のコピペはNG

転職活動には履歴書、職務経歴書が必須ですが、特に職務経歴書は転職活動をしなければ書くことがないものですから、何を書けばいいか、どのように書けばいいか悩みますよね。
またインターネット上で職務経歴書の書き方を調べると、○○は書くと通過率が上がる、○○を書くのはNG等、様々な情報が出てきますし、参考例となる文章も山ほど出てきます。自己PRは中でも一番の曲者で、今までご支援させて頂いた方でも、一回で完璧に書ける方はほぼいらっしゃいません。

ただ、当然ながら書くことが難しいからといって、参考例をコピペする事は、その後の選考のためにも良くありません。

面接官が職務経歴書をどこまで見るか

そもそも職務経歴書は、企業に対し、転職者である自らをPRするための提案資料です。そのため、企業は面接を実施する際、提出された職務経歴書を元に転職者の方に経験を聞きます。とはいえ、面接前に職務経歴書をどれだけ読み込んでいるかは面接官によりまちまちです。現場に出ている方が面接官の場合は、職務経歴書を面接直前まで見ていない可能性もあります。

一方で、技術用語のスペルミス、日本語の誤りまで細かく見る方もいらっしゃいます。そういった細かいところまで職務経歴書を見ている方の場合、例えば「自己PRに書かれている内容について具体的なエピソードをお話しください。」というように、面接では職務経歴書に書かれている内容に関して深く聞かれることが多いです。

また、結局のところ、面接前に職務経歴書を細かく見ていない面接官の方でも、転職者が面接で話した内容と職務経歴書の内容に乖離がないかは面接中、面接後にチェックしますので、どんなタイプの面接官であっても職務経歴書はよく見ているという認識でいたほうが無難です。

自分の言葉で語れるように

つまり、職務経歴書を作成する際、何かしらの参考資料を元に書くとしても、転職者自身が考えた内容、経験に基づいた内容でなければ、面接で詳細を聞かれた際に答えられず、職務経歴書に書いてある内容と面接で聞いた話が違う=経歴で嘘をついているのではないかと疑われ、面接評価が下がる要因になりうるわけです。

もちろん、冒頭でお伝えした通り、職務経歴書を書き上げるのは難しいため、参考資料を一切見ずに書かなくてはいけないという事ではありません。

ただ何かを参考にするとしても、面接に入った後の事も考え、コピペではなく面接でご自身の成果、強みをご自身の言葉で語れるよう作りあげて頂ければと思います。

筆者 明神 江里子
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