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第1256章
2026/03/13

どうしても面接で緊張してしまうときには

面接は「見定められる場」としての印象が強く、誰しもが緊張するものと思います。私自身も転職活動をする際は、面接が怖くて仕方ありませんでした。

もちろん、中途採用における面接も、「見定められる場」ではあります。ただ、実は「企業と転職者の双方がお互いを理解する場」という意味合いの方が新卒採用に比べて強いと私は感じています。

同じ採用面接でも、新卒と中途では面接のスタンスが違う

新卒採用の場合、概ね3月~10月までの期間で、学生たちが一斉に就職活動を行います。一人当たりの応募企業数も多い傾向にあることから、企業もたくさんの応募者を相手に、毎日何十件もの面接を捌いていくことが求められます。
また、応募してくる学生の多くは社会での実務経験を持ってはいないですから、殆どの場合、どれだけ質問に対する的確な回答が出来るかや、ハードなコミュニケーションに耐えられるかなど、会話をしてみての雰囲気等で判断せざるを得ません。

つまり面接官は、短期間で大人数を効率的に捌いていくことが求められる反面、コミュニケーション力やロジカルさといった定性的なものでしか合否の判断ができず、それでいて応募者がたくさんいるため「他にもいるだろうから」と選考で落としやすい状況となります。その結果、「見定める」という色が強くなり、圧迫感のある面接になりやすいわけです。

一方、中途採用の場合、通年採用ということもあって新卒採用よりは余裕がありますし、選考対象は学生ではなく社会人経験のある人たちです。また、日本全体で慢性的な人不足の傾向があるなかで、現場の人たちが中途採用に期待している傾向が強いため、応募者を貴重な存在と考える企業が増えています。

つまり、一人一人の応募者にかける採用熱量が高く、「来て欲しい!」という思いも強いため、必然的に、面接の場は「見定める」というよりも、転職者がどのような経験・スキルを持っているか、転職者のキャリアプラン等から長く活躍してもらえるだけの環境を用意できるか等を、フラットに確認・検討するための場として捉えており、転職者自身のこれまでを詳しく知りたい、できれば一緒に働きたい、という前提で面接が行われる傾向にあります。

そのため、新卒採用での面接経験を思い出してしまい、見定められるのが怖いな、とか、圧迫面接をされたらどうしよう、と思って緊張してしまっている方は、中途採用の面接官は好意的な気持ちを持っているものだと認識を改めましょう。

「営業」「提案」のイメージで面接に臨む

中途採用では面接官が好意的なんだと認識を改めたとしても、面接に苦手意識があり、経験も少ないのでやっぱり緊張してしまう、ということもありますよね。でも、実は大半の方は、面接に似た状況を実務で経験しています。それは、業務の中で何かしらの提案や説明をするシーンです。

先述した中途採用における面接官のスタンスは、IT業界において提案を受けるお客様の立場に似ています。そして、面接を受ける方については、IT業界において提案をする立場に似ているのです。

基本的に、提案を受けるお客様は、自社の課題解決に繋がるソリューション提案を求めて話を聞きますから、提案者には好意的ですし、提案されるソリューションが、本当に自社の抱える課題の解決に繋がるのかを知りたくて、興味深く話しを聞いてくださいます。

そして、中途採用における面接は、提案者やソリューションが転職者自身に置き換わるだけで、多くの面接官は、自社の事業成長の課題となる人材不足を解消するにあたって、応募者の方が、経験で得てきたスキルや成功体験をもとに、その会社でどのような活躍をしてくれるかを色々と話を聞きたい・教えてほしいと思っています。

もし面接がどうしても怖くて…、という方がいらっしゃれば、是非、この新卒と中途のスタンスの違いやイメージを念頭に置いて、面接に臨んでいただければと思います。

そもそも今の時代は、転職者も「企業を選ぶ側」として、基本的には企業と対等な立場にいます。最近は企業側もその前提で選考を進めている傾向がありますので、ひと昔前の圧迫感のある面接は格段に減ってきています。

とはいえ、緊張はするもの!

ただ、新卒と中途のスタンスの違いを頭に入れたからといって、緊張しなくなるわけではありませんから、緊張をしたとしても、一定のパフォーマンスを出すための対策は必要です。

弊社内で、転職者の方に緊張への対策としてお伝えしている対策には以下のようなものがあります。

  1. 準備をしっかりする。
    王道中の王道ですが、誰しもが実行して、良い結果に繋がっているからこその「王道」ですので、必ずやるべき対策といえます。ちなみに準備といっても、面接の中身を100%予想するというのは無理ですから、一言一句、回答を覚えるというよりも、「こういう系統の質問が来たら、この話をしよう」くらいの粒度でOKです。

    志望動機なんかは、とにかく企業について調べ抜いて、自身が企業へこれだけ熱い思いを持っているんだ!と伝えたくなるくらいの内容を練りに練っていただくと、緊張を忘れて、むしろ面接=自分が好きな企業の方と話せる場、として認識できるかもしれません(笑)

  2. 声が震えないように、普段より少し大きめの声で話すことを意識する。
    声や身体が震えている自覚を持つと、余計に緊張してしまいますから、出来るだけ震えないように、また自分自身を鼓舞する意図も込めて、声を張るというのも緊張緩和の方法の一つです。今はWEB面接が主流のため、対面よりも環境次第では声が聞き取りにくい場合もあります。そういった対策としても有効です。

  3. 自己紹介は、寝ぼけていても話せるくらいのレベルに持っていく。
    面接で最初に聞かれる質問は、殆どの場合「自己紹介」です。そのため、「自己紹介」の回答を完璧にすることで、面接でのスムーズな出だしを実現することが出来ます。
    最初に堂々と、自信をもって良い回答が出来れば、緊張の緩和は勿論、その後に続く質疑応答も良い波に乗って、回答が出来ると思います。

今回お伝えした3つが、必ずしも読んでくださった皆様にとって有効とは限りませんが、ご参考になれば幸いです。

「緊張」とうまく付き合っていきましょう!

なお、緊張すること自体は、悪い事ではありません。むしろ適度な緊張は、脳を活性化させるため、良いパフォーマンスを生む要素にもなりえます。

そのため、まず前提として、緊張してしまっても大丈夫!緊張しているからこそ良い結果が出せる!という前向きな気持ちで受け入れていただければと思います。

筆者 明神 江里子
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