
世の中にAIが普及し、各社の開発現場でもAIの活用が当たり前となってきました。自分はITエンジニアだけど、最近自分でコーディングしていないなぁという方も多いのではないでしょうか?簡単なモックを作るのに今までは3日はかかっていたけど、AIを活用すれば40分で作れた、なんて話も聞きますし、本当にすごいですよね。
一方で、コーディングが好きなITエンジニアにとってはコーディングを書く時間が減ってしまって寂しさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?私も元々はJavaでコーディングをしていたITエンジニアなので、コーディングの面白さや大変さはある程度理解しています。AIは自分がコーディングするよりも確実に早い時間で成果物を作り上げてくれるんだろうなぁと思いつつも、悩みに悩んでバグを修正したときの達成感や良いコーディングを思いついたときの満足感みたいなものは薄れてしまうのかなぁとも思ったりします。実際、コーディングが好きだけど、会社の方針でAI活用が必須となり、コーディングできなくなってしまったという理由で弊社に転職相談に来られる方も一定数います。
そんなコーディング好きなITエンジニアはこの先どのようなキャリアを描いていけば良いのでしょうか…?今回のコラムではコーディング好きなITエンジニアの今後のキャリアの方向性をいくつか考えてみたいと思います。
アーキテクトやテックリードにシフトしていく
最初に思いつくのは、アーキテクトやテックリードなど技術力を活かしたキャリアにシフトしていく道です。コードを書くのが役割ではなくなってしまうものの、アーキテクトとしてより広い視野でシステムを生み出していくことはできます。これまでのプログラミング的思考を活かして、複雑なビジネス要件を抽象化、構造化していくアーキテクトであれば別の面白さを見つけられるかもしれません。また、テックリードであればチームのコードレビューや技術的課題解決を通じてプログラミングの経験を活かし、チームの技術力向上に貢献できます。
世の中に存在しないコードを生み出していく
それでもやはりコードを書きたい!という気持ちが強い方もいますよね。そんな場合は世の中に存在しないコードを生み出せるようなポジションを検討されると良いかもしれません。AIが生成するのはあくまでも“世の中(WEB上)に存在するコード”なので、AIが苦手とするような誰も書いたことがない最先端のコードを書くことができるポジションを探すのも良いと思います。超低遅延が求められる金融系システムやゲームエンジン開発、独自のAIモデル開発など、性能を究めるような開発や独自開発であればAIが生成したコードでは完結しないため、自分でコードを生み出すことが可能です。
個人開発でモノづくりを楽しむ
コーディングは好きだけど、そこまで技術力に自信がない…という方もいらっしゃるかもしれません。その場合、個人開発でコーディングをして楽しむ、という方法でコーディングを続けてみてはいかがでしょうか。AIを相棒にコーディングしていけば個人開発でも今まで相当な時間がかかって作っていたものを手軽に開発できるようになります。趣味で作りたいものを作るだけでも良いですし、副業として作ったものを販売することも可能です。
従来のコーディング業務とは異なるかもしれませんが、このような形でこの先もコーディング経験を活かしたり、コーディングを楽しんだりすることはできます。AIが良いコードを素早く生成できるからこそ、コーディングは純粋に楽しむためのものになってきたと言えるかもしれません。コーディング好きの方は引き続きコーディングを楽しみながら良いキャリアを築きましょう!


