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第1257章
2026/03/19

小さな会社への転職は不安? 実はメリットもあります

先日8年ほど前に転職支援をした方から近況報告のご連絡をいただきました。転職後はお子さんも出産され、会社の柔軟な制度を利用しながら仕事と家庭を両立されており、最近では次期管理職候補として研修を受けられたとの話で、私も非常に嬉しく思いました。実はその方は転職活動時、社員数の多い大きな会社と比較的小さな会社の2社から内定をいただいており、非常に悩まれながらも最終的に小さな会社への転職を決められた方でした。同じような業務をおこなうにしても、大きな会社と小さな会社とでは環境が大きく異なるため、最終決断時には私もできる限りの情報提供をしながらご支援したのですが、結果的に今でも転職してよかったと思っていただけているようで、とても安心しました。

この方のように小さな会社への転職成功ケースもあるのですが、一般的にベンチャー企業など小さな会社への転職というと、不安に感じられる方も多いですよね。かくいう私もリーベルのような小さな会社に転職する際は不安も大きかったのを覚えています。「社内に合わない人がいたらどうしよう…」「この会社はいつまで存続するだろうか…そもそも入社する前に倒産してしまったら、どうしよう…」など様々な不安が頭をよぎりました。しかし実際には小さな会社にも大企業にはないメリットがありますので、今回のコラムでは小さな会社のメリットについて紹介してみようと思います。

メリットその1: 成果がダイレクトに評価され、会社の成長に直結する

まず、小さな会社では一人一人の社員が会社に与える影響は非常に大きくなります。5000人の会社の一人として1000万円を売り上げたときと、10人の会社の一人として1000万円を売り上げたときを考えると、10人規模の会社のほうが売上高は少ないはずなので、同じ1000万円でも小さい会社で成果を出した方が会社にとって与える影響は大きくなります。自分が会社を支える存在になることも可能ですし、社内で一番の技術者となることも大企業よりは難しくありません。また、大企業にいると、一つの製品の一機能の開発にしか関わることができないということも多いですが、小さい会社であれば製品全体の企画から開発まで、フロントエンドからバックエンドまでと幅広く携わる機会も多かったりします。自分の貢献度がわかったほうがやる気が出る、会社の歯車となりたくないという方には意外と小さな会社が合うかもしれません。

メリットその2: 意思決定のスピードが速い

大企業では何をおこなうにも稟議をおこなう必要があり、多くの承認者の承認を得なければ物事を進められないことがよくあります。経費で一本のボールペンを買うのでさえ、時間がかかってしまうなんて話もよく聞きます。一方、小さな会社では承認者の数も少ないので、稟議にかかる時間も圧倒的に少なくなりますし、複雑な社内ルールや社内システムも不要となり、本質的な業務に集中しやすい環境です。また、意思決定のスピードは大企業と比べると速くなるため、変化への対応力も高く、新しい技術やツールも柔軟に取り入れやすい環境にある可能性も高いです。

メリットその3: 個人に寄り添う柔軟性

小さな会社は大企業ほど会社としての仕組みが事細かに整備されているわけではありません。大企業のように豊富な教育メニューが用意されているわけでもなければ、福利厚生や制度も最低限用意されているだけ、という会社も多いかと思います。実際に内定が出ると、業務以外にも福利厚生や働き方の制度面などやはり気になりますよね。ただ、福利厚生や教育、働き方についても小さい会社で見落とされがちな良い面もあります。それは柔軟性です。小さい会社では一人一人に合わせて柔軟に対応できる強みがあります。大企業の場合、一人一人の事情に合わせて対応していたらキリがないので、すでに用意されている制度やメニューの中から何かを選ぶ、という形が基本となりますが、小さい会社では個々人の事情に応じた対応もしやすくなります。

もちろん上記のメリットが当てはまるかどうかは会社による、というのは大前提ではあります。ただ、日本の99%以上は中小企業と言われており、小さな会社を選択肢に加えることでキャリアも広がる可能性はあります。今回の記事を通じて少しでも小さな会社の明るい側面を見出していただければ幸いです。

筆者 橋本 怜奈
コンサルタント実績
インタビュー記事
資格
  • 国家資格 キャリアコンサルタント
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