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コラム:転職の技術

第837章

脚下照顧(きゃっかしょうこ)

— 立ち止まって足元を見る大切さ —

2018年3月23日

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禅の言葉である脚下照顧。自分の足元を良く見よという意味の言葉です。転職活動を開始される時、皆様は「自分はこの仕事がしたい」という想いを持たれています。ですが、転職活動は理想通りの展開になるとは限りません。残念ながら希望する企業から内定が出ない場合もあります。ではその時に何をすべきか。そんな時は、せっかくの機会ですので自分の足元を見て今の自分に「何が足りないのか」を考えてみましょう。

お客様と直接折衝する立場になりたい

システム開発はマルチベンダーでプロジェクトを進める事が多く、システムを利用するエンドユーザー、エンドユーザーの要件をまとめるA社、A社から設計〜開発などの工程を受託するB社に分かれる事が多いです。現在B社の立ち位置でお仕事をされている場合、転職ではA社の立場を目指す方も多く、我々も精一杯ご支援させていただいております。

ですが、なかなかA社の立場の企業から内定が獲得できない場合もあり、そんな時は今の自分には「何が足りないのか」を考える必要が出てきます。

A社の立場の企業の面接では「エンドユーザーと直接折衝し、要件をまとめることができるか、プロジェクトマネジメントやコントロールができるか」などが見られます。B社の立場上、お客様と直接折衝する機会を得るのは難しいかもしれません。ですが、「A社から要件を提示された時にそのまま受け入れるのではなく、要件に疑問を持った場合や、エンドユーザーの業務に沿った要件でない場合は改善案をA社に提案する。」ということは、B社の立場でも可能です。

上記の様に、B社としての担当工程は設計以降のフェーズであっても、エンドユーザーの業務を考えていたこと、A社の要件に問題が無いかを常に考えていたことなど、担当業務よりも1つ上の目線で業務を行っていると、B社の立場からA社の立場の企業への転職成功の可能性が上がります。今の自分に足りていないものは何かを確認してみましょう。

自社内勤務の社内SEを目指したい

転職のご相談にいらっしゃる方の中で、お客先に常駐ではなく、腰を据えて働ける社内SEをご希望される方も多いです。受託開発を経験し、今後は自社事業や自社サービスに貢献したいというご志向は良いのですが、希望の企業から内定がなかなか獲得できない場合は、やはり今の自分には「何が足りないのか」を考える必要が出てきます。

一口に社内SEと言っても、システム企画力を求めるのか、マネジメント力を求めるのか、プログラミング技術を求めるのかは企業によって異なります。志望する企業がどの様な人材を求めているかを把握し、それに対して今の自分には何が足りないのかを考える必要があります。

例えば、プログラミング技術が現時点で足りないのであれば、当然ですが今よりも技術力を向上させなければなりません。現職の会社で技術力が向上できるのであれば良いのですが、現職だとなかなか難しいのであれば、理想とする企業の社内SEに転職するために、技術力が今よりも高められる企業に一度転職をして、技術力を付けてから目標の企業を目指すという方法もあります。

転職回数が増え、遠回りをしている気持ちにもなりますが、現時点で理想通りの展開でない場合、今足りないものを補わない限り状況を変えることは難しいですし、目標にはなかなか到達できません。自分に「何が足りないのか」を考えたら、それを補うためには今何をしなければならないのか、一度立ち止まって考えましょう。

立ち止まって足元を見るのは、必ずしも遠回りではない

転職活動は理想の企業に転職をすることだけが正解ではありません。転職活動を通して自分の経験や技術を客観的に把握することができ、自社だけではなく他社から自分がどう評価されているかが分かることで、今の自分で通用する部分と足りない部分が分かるのです。

そして、その足りない部分はどうやって補えば良いのかを考える機会を与えてくれます。周囲の意見に流されずに、自分は今何をすれば良いのかを立ち止まって冷静に考え、階段を1段1段上る様に解決していくことが、結果的に状況を好転させ、目標に早く到達することもあるのです。

<南條 充>

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