Love Letter 〜心に響く志望動機〜 | 転職の技術 | IT転職 エージェント リーベル


IT転職 リーベル ホーム > 転職ノウハウ > コラム:転職の技術 > Love Letter 〜心に響く志望動機〜

コラム:転職の技術

第731章

Love Letter

— 心に響く志望動機 —

2016年1月15日

イメージ

伝わらない志望動機

『私の持つ価値観が御社のビジョンに共感できたためです。私は、世の中のすべての人を幸せにし、笑顔にしたいと思っております。今後は、現職で実施して来たPDCAサイクルの経験を生かし、御社のサービスを更に成長させることによって、より多くの人に喜びを伝えていきたいと考え志望致しました。』

唐突に志望動機を書かせて頂きましたが、この志望動機を読んでどう思いましたか。これは私が知人(サービス業界志望)に対して面接対策したときに、実際にその知人が答えた内容です。知人の許可を得てコラムに記載させて頂きました。価値観がビジョンに共感できた、PDCAサイクルの経験を生かしたい、多くの人に喜びを伝えたい。私はこの答えを聞いたときに、「何を話しているか全く分からないし、何も頭に入って来ない」とフィードバックしました。もしかしたら同じような感想を持った方も多いかもしれません。言っていることはもっともらしいのですが、分かるようで分からない志望動機です。

この知人に限らず、このように伝わらない志望動機を語る方は予想以上に多くいます。いったいなぜこの志望動機は全く頭に入って来ないのでしょうか。3つのポイントに分けて解説します。

抽象的な表現を避ける

まず1点目は、「価値観」「ビジョン」「人々を幸せにしたい」「サービスを成長させたい」「喜びを伝えたい」といったやや抽象的な表現が伝わりにくくしている原因です。ついつい「価値観って何?」「幸せにするってどういうこと?」と突っ込みたくなってしまいます。数学で例えると、途中式をすべて省略して答えとなる数字を書いているようなものであり、説明不足です。分からない問題の解説を見たら数字だけ書いてあった。これでは、「いや、だからなんでそうなるのか知りたいんだけど…」と思ってしまいます。

志望動機も同じだと思っています。価値観、ビジョンなどという表現は使うこと自体はそれほど問題では無く、具体的な説明を省き過ぎているために何を話しているのか分からなくなってしまいます。

このケースの場合は、自分にはどのような考えや志向があり、それが企業のどのような考え方に共感できたのか。サービスをどうしていき、社会や人々の生活に対してどのような影響を与えたいのか。志望動機を考える時には、抽象的になっていないかをチェックし、より具体的に伝えられるように意識すると良いでしょう。

理解不十分な専門用語を避ける

2点目は、特にコンサルティングファームを受ける方に多いのですが、自分があまり使ったことがないような用語や、十分に理解できていないような用語を使って自分の成果や業界研究をよくしてきましたということをアピールしてしまうパターンです。

3C分析、4P分析、SWOT分析、成長マトリックスなど、ファームで良く使われているようなフレームワークをさもよく知っているように話すのも、面接官にあまり知らないんだなと見透かされてしまってNGが出ることがあります。知っている単語を並べるだけになっているので、結果的に中身が薄くなってしまい、何を言っているのか良く分からなくなります。

今回のケースでは、PDCAサイクルをこれまで意識して来なかったにも関わらず使ってしまったため、急にその用語が出て来て脈絡の無い文章になってしまいました。知人になぜPDCAサイクルという用語を出したのかを聞いたところ、「あ、こいつよく知っているなと思われたかったから」とのことでした。

そもそも専門用語を知っているかどうかは面接の本質ではありません。知っていても使えなければ意味は無いですし、面接官は専門用語を知っているかどうかを知りたいのではありません。こういうケースはよく見られるので、背伸びして自分を良く見せたいがために知らない言葉を無理して使っていないか確認しておきましょう。

無機質な言葉では相手に響かない

3点目は最も重要なことをお伝えしたいと思います。それは、作られた言葉を話しても相手に響かないということです。切って貼りつけたような言葉を話しても相手の心には響きません。

ラブレターを書く時を想像してみましょう。マニュアルにあるセンテンスを継ぎはぎして相手に自分の思い伝えても、おそらく望むような結果は得られないでしょう。本気で自分の思いを伝えたい、この恋を成就させたいのであれば、自分の言葉で心から溢れ出す思いを伝えるべきです。

転職活動も見方を変えればお互いに相思相愛にならなければいけません。もう一度知人が答えた内容を読み返してください。本気でこの企業で働きたいという、溢れだすような思いを感じることができるでしょうか。どこか継ぎはぎしたような作られた言葉に感じてしまうのではないかと思います。

私は知人に対し、3つのポイントを踏まえ、「難しい言葉は使わなくても良いから、なんでこの企業で働きたいと思ったのか本音を伝えて欲しい」と伝えて言い直させたところ、決して綺麗で整った文章ではありませんでしたが、不思議とスッと頭の中に内容が入って来て、働いている姿が思い浮かぶようになりました。

志望動機は企業へのラブレターです。あなたがなぜその企業で働きたいのか、自分の言葉で心の声を伝えてください。本気の言葉は必ず相手に伝わるはずです。

<LAZ>

「IT転職のプロ」があなたを無料でサポートします

IT業界特化の転職エージェントが、
あなたの転職活動をサポートいたします。

転職支援サービスに申し込む 無料

このページのトップへ