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コラム:IT業界転職の技術
第1021章

「スマホ脳」から学ぶ、集中力アップのコツ

2021年4月9日

スマホとの付き合い方を考えさせられる本「スマホ脳」

最近どの書店でも平積みされている本のひとつに「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳)という本があります。表紙にはスマホが突き刺さった脳が描かれており、私も大学で脳に関して学んでいたため、つい手に取ってしまいました。これまでにも電車やテレビなど文明の利器が登場するたびに、その弊害について議論されてきたと思いますが、本著はスウェーデンの精神科医によってスマホの依存性の高さやそれによる心身への影響が述べられた本です。本著ではスマホと括っていますが、おそらくPCや電話機能のないタブレット端末も同じような機能を持っているので、スマホだけに限った話でもありません。

そこで今回のコラムでは「スマホ脳」の内容から、普段の仕事にも役立ちそうな集中力に関する話をお伝えしようと思います。

スマホは集中力を奪う

本著によると、スマホが集中力を奪うという研究結果がいくつもあるようです。なんとスマホをカバンに入れた学生よりもスマホを教室の外に置いた学生のほうが学力テストの点が高いとの結果や普段の授業にスマホやPCを持ち込んだ学生のほうが学習能力が低下するとの結果まであります。また、メールにURLのリンクがあるだけでも脳がそれを無視するのは大変で、メールの内容が頭に入ってきにくいとの話も紹介されていました。もはやスマホが問題というよりもインターネットが問題なような気もしますが、スマホが人々を魅了する理由はインターネットやSNS上に新しい情報が絶え間なく更新されている点にあるようです。本著によると、人間の脳には新しい情報(刺激)に注目する機能が備わっており、その機能は狩猟時代に人間が生き残るために(子孫を残すために)はとても重要でした。一方、現代社会では狩猟時代のように日常で命を狙われる危険性はごく稀です。しかし狩猟時代から人間の脳は大きな進化をすることなく、文明だけが急速に発達しているため、いまだに脳は新しい情報、刺激に注目し続けてしまうのだそうです。その結果、注意力散漫となり、集中力が低下してしまうとのことでした。

集中力アップの対策

学業第一の学生はもちろん、社会人にとっても業務や資格試験では集中力を求められるので、集中力の低下はなんとしても防ぎたいものです。では、私たちがスマホの誘惑から逃れ、集中力アップのためにできることは何なのかというと、スマホを机など目につくところに置いておかないことや情報チェックの時間を決めることが挙げられます。たしかにこれらの対策なら誰にでも簡単に実行できます。リモートワークが当たり前となった今、業務は益々PC頼りになっていますので、PCが常に目の前にあるのは仕方ないとしても、業務中にスマホを机の上に出さないことだけならできます。(弊社では業務用スマホがあるので、スマホも身近には置いておかないとなのですが…)また、メールやチャットなど通知が次々と来る環境でそれを無視し続けるのもやはり集中力を削がれますので、それらの通知は最低限に設定し、情報チェックの時間を決めるというのも良いそうです。

これらの簡単な対策以外にも、運動によって集中力を回復できるとの研究結果もあり、休憩時間や業務前後に身体を動かすことも大事だそうです。今回のコラムでは集中力についてのみ言及しましたが、本著では他にもスマホによる弊害が挙げられており、とりわけ運動の重要性が一番強調されているように思いました。

今回はスマホ時代に簡単な集中力アップの対策を紹介させていただきましたが、人それぞれ、職種それぞれで合うやり方、環境が異なると思いますので、これを機に改めて自分に合った業務環境を考えてみていただければと思います。
そして、集中力を高めて業務効率を上げ、メリハリつけた健康的な生活を送りましょう。

<橋本 怜奈>

<参考書籍>
新潮新書『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン著 久山葉子訳

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