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第1127章
2023/07/14

不本意なプロジェクト異動になってしまった時、どう動くべきか

SIerにいらっしゃる方は、会社都合やプロジェクト都合で突然の異動になる事もありますよね。これまでの経験を生かせる案件や、希望するキャリアの方向性にマッチしているような案件であれば良いのですが、中々それが叶わない事もあります。
案件数がそんなに多くない会社であれば「この案件をやってもらうしかない」という時もありますし、お客様側のニーズがあればそこに合わせる必要も時にはありますよね。私も似たような経験をした事があり、異動前後は落ち込んでいた事を覚えています。
ただ、いつまでも落ち込んでいても仕方がないので、将来に向けてどういった対応が必要かを考えていきましょう。

キャリアの方向性と合っているのであれば、覚悟を決めてその案件でスキルを磨く。

異動自体は不本意だけど、将来の方向性と大きくズレの無い案件であれば、覚悟を決めてそこでスキルを磨きましょう。例えば炎上案件とか、顧客との関係構築が難しい案件とか、そういった案件に喜んでいくのは中々難しいですが、それでもスキルが磨けるのであれば「ここで苦労した経験は自分自身の強みになる!」と思ってやってみてください。
実際、転職活動でも苦労経験は大きなアピールの材料になります。(もちろん無理をしすぎるのは良くないので、自分の気持ちと相談をしつつです。)

キャリアの方向性と全然合わない場合は、ソフトスキルを磨きましょう。

例えば、技術をやりたいと思っていたのに、全然技術力を付けられない案件にアサインされてしまうという事も場合によってはあります。その場合は、どこでも汎用的に通用するようなソフトスキルを高められるよう動いていきましょう。
市場価値の高いSEは、技術力だけではなく高いソフトスキルを持っています。ソフトスキルとは、例えば、課題解決力・リーディング力・顧客折衝力・提案力などで、これらはどういった案件でも高めていけます。「今の案件はやりたい事じゃないから…」と諦めるのではなく、「この業務を効率化するためにフローを変えてみよう。」「より良い方法を考えて顧客に提案をしてみよう。」など、自発的に動いてソフトスキルを高めていきましょう。
ソフトスキルについても、転職活動で重要視されるスキルです。

今回は、不本意な異動になったときにどう動いていけば良いかを考えました。
異動後の案件で頑張ることを想定して書きましたが、1点注意点として、キャリアの方向性と全然合わないプロジェクトにずっと居ることはオススメできません。長く居過ぎてしまうと自分の想定とは違う方向でキャリアが形成されてしまうので、危機感は常に持っておきましょう。案件でできる事を最大限やりつつ、会社に異動時期を相談したり、異動が全く無理であれば転職活動も視野に入れていただくのが良いと思います。

筆者 古川 珠里
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