転職成功者の声

転職を決意したきっかけや入社の決め手、今後のキャリアパスなど、
リーベルの支援で転職を果たした人たちのリアルな声をお届けします。

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シンプレクス株式会社

K.Hさん

転職したメガベンチャーでAIシフトによる技術者の価値の変化に戸惑い “エンジニアファースト”の環境を求め独立系ITコンサル会社に転職

プロフィール
地方の公立大学を卒業後、中堅システム会社に就職。システムの改修案件やブロックチェーンを用いたアプリ開発で力を発揮した。その後、より技術力を高めるため、リーベルの支援を受け、自社サービスを展開するメガベンチャーに転職。さらに自分自身が納得して働ける環境を求め、再度リーベルのサポートによってシンプレクスへ。
20代半ばで踏み切った一度目のキャリアチェンジ。リーベルの支援を受け、希望通り技術力が高いメガベンチャーへの転職を果たした。
レベルの高い技術者が多く、刺激的で学びの多い日々を送った。新しい言語を使う機会にも恵まれ、技術的な成長も実感した。
だが、転機が訪れる。生成AI活用方針が、会社の上層部から打ち出された。
時代の要請として、生成AIへのシフトは当然であるものの、問題はその活用方法だった。ロジックも生成AIに任せてよいのか。生成AIが作ったコードに自分は責任が持てるのか。次々と疑問が浮かんだ。
もっとエンジニアファーストで、生成AIをうまく組み込む方向性もあるのではないか。そんな思いを胸に、再度、自分のキャリアを変える決断をした。
頼ったのはリーベル。エンジニアが活躍できる企業として提示されたのが、金融系に強いITコンサルのシンプレクス。
面接では自分の技術力をアピールすると同時に、生成AIに関する意見を包み隠さず話した。ただ、シンプレクスも開発に積極的に生成AIを活用する会社の一つ。
自らの意見が認められた感覚はなかった。だが、同社はそんな個人の思いを一つの意見として受け止め、その上で技術力を評価して内定を出した。
そして入社後は早期からプロジェクトで価値を発揮し、その成果とカルチャーフィットの高さが評価された結果、翌3月1度目の評価で理論年俸がトリプルスキップ(標準的な1年の成長速度の4倍)するという大幅な昇給を実現した。どのようにして、自身の価値を最大限に発揮できるシンプレクスとの縁がつながったのか。
一人のエンジニアが生成AIとどう向き合うかに悩み、リーベルのサポートで新たな一歩を踏み出した軌跡をたどった。

リーベルの支援による転職で理想的な環境で働く

大学では文系学部でありながら、選択科目で選んだ授業でプログラミングと出会い、その面白さにのめり込んだ。妊婦向けのアプリを開発し、学生向けコンテストやフォーラムでは数々の賞を受賞。卒業後は中堅SI会社に入社し、3年半勤めた後にリーベルの支援を受けて、一度目の転職をした。

—— 大学時代にプログラミングに没頭し、卒業後に就職した中堅SI会社でも技術を磨く日々を送りました。

Hさん:最初に所属した部署には社歴の長いマネージャークラスの実力派の方々が多く配属され、若手は私一人。そのため、実際にコードを書く手を動かす作業はすべて任され、重い責任を伴う仕事を当初から経験できました。その後もブロックチェーンを使ったシステム開発をメンバーやリーダーとして担い、若くしてさまざまな実績を積むことができました。

—— 管理業務より自身の技術を高めたいという思いがあり、20代半ばで思い切って転職を決断。その際にリーベルの支援を受けたのですね。

Hさん:そうです。リーベルの担当者の方は履歴書や職務経歴書の添削、面接練習を丁寧に行うとともに、私の希望とマッチする求人票を的確に提示し、結果、技術力が高く、自社サービスを展開するメガベンチャーへの転職を果たすことができたのです。

—— そのメガベンチャーは思い描いたような環境でしたか。

Hさん:はい。私は約20人のメンバーが所属する開発チームに配属されたのですが、それぞれ得意分野はあるものの、基本的に全員がフロントエンド、バックエンド、インフラの知識を持ち、どの領域も担うことができる技術力を持ち合わせていました。私はフロントエンドが得意だったのですが、バックエンド、インフラの知識はあまりなく、入社当初はキャッチアップが大変でした。ただ、周囲のレビューを受けたり、プログラムの書き方を見せてもらったりする中で、徐々にノウハウを修得。とても刺激的で学びのある日々を送ることができました。

—— すべての領域の知識とスキルを備えたフルスタックエンジニアが揃っていたのですね。

Hさん:私もフルスタックエンジニアを目指していたので、切磋琢磨できる環境には満足していました。さらに、入社直後に衝撃を受けたのが、同社はCI/CDが非常に整備され、システム開発の自動化が進んでいたことです。私が前職で手を動かして行っていたテストや本番環境へのリリースも自動化されており、最初は戸惑いましたが、慣れるととても便利。エンジニアが開発に集中できる環境が整っていることを実感しました。

—— 望み通り、技術を磨くことができたのですね。

Hさん:開発メンバーが誰も触ったことが無い新しい言語の使用も認められていて、React.js、Golangなどチームで初の試みとなる言語を使ってみる機会にも恵まれました。両言語はその後のサービス開発で標準的に使うようになり、自分自身もチームも成長することができたのです。
また、新規サービス開発とは別に、既存サービスの細かい改修を必要とする案件が常に山積みになっており、そのうちどの案件を担当するかを自分で選べる点も、私にとっては好都合でした。自分が学びたい言語を使っている案件を選んで、スキルアップを図ることができたからです。プログラムが好きな私にとっては、まさに理想的な環境でした。

突然の開発方針の大転換に感じた疑問

ハイレベルな技術者に囲まれ、新しい言語も修得でき、充実した日々だった。だが、そんな順調なキャリアにも転機が訪れる。開発工程において生成AIの活用を主流としていく方針を会社の上層部が打ち出したのだ。

—— 会社が先端的なシステム開発に取り組む中、生成AIの活用を主流としていく方針となりました。

Hさん:開発スピードや効率化の観点から生成AIの活用は時代の要請だとはわかっています。けれども、プログラムもロジックを考えるのも好きな私としては、一から十まで生成AIに委ねるという世界は、正直受け入れがたいと思いました。それであれば、自分が責任をもって作ったプログラムとは言えません。今後の開発や運用のことを考慮し、技術や仕様を決めたり、ロジックを調整したり、品質に責任を持てるのがエンジニアリング力だと思っており、それを生成AIに任せてしまうのには抵抗を感じました。

—— 働くうえでの他の課題は。

Hさん:先述の通り、既存サービスについてPDCAを回しながら細かな改修を行っていたのですが、その改修に対してエンドユーザーの反応が皆無だったことも自分にとってはショックでした。「良くなった」「悪くなった」どちらでもよいのですが、何らかのリアクションがあれば、次の対応を考えるなど一歩前に進めます。しかし、改修が細かい点であるためか、誰にも気づかれないことが多かったのです。新技術を学べる環境には満足していた一方、反響が全くない点はやりがいをそぐ要因になりました。

—— 社内で相談できる人がいない中、転職を考え始めたのですね。

Hさん:そうです。前回の転職活動で支援を受けたリーベルの担当者の方に、現況と自分の気持ちを打ち明け、転職を検討していると伝えました。リーベルの担当者の方には、「生成AIを開発に取り込むのは先端的なこと。もう少し頑張ってみてはどうか」と促され、自分なりにどうにか仕事を続ける道を模索してみたのですが、数か月経っても気持ちは変わらず。「やはり転職したい」と申し入れ、そこから再度、リーベルの支援を受けて転職することになったのです。

面接では歯切れの悪い回答、だが評価された技術面

生成AIによる開発が主流になり、ユーザーの反響も得られない課題感を抱える中、自分が納得して活躍できる場を求めて、再び転職へと舵を切った。リーベルはどんな求人票を提示したのか。

—— リーベルにはどのように希望を伝えましたか。

Hさん:私が得意であり、関心の高いUI/UXやデザイン領域といったフロントエンドのエンジニアリングに携われるポジションを希望しました。こうした要望をかなえるのはかなり難しいと思われましたが、リーベルの担当者の方がネットワークを駆使して探索し、複数の求人票を提示してくださいました。

—— その中に今回内定を獲得した、金融向けのITコンサルティングに強みを持つシンプレクスも含まれていたのですね。

Hさん:そうです。シンプレクスがUI/UXの取り組みを強化するために立ち上げたデザイン組織Alceo所属のエンジニアとして開発に従事できるポジションで、私の希望に合致した求人票でした。

—— どのような戦略で面接に臨みましたか。

Hさん:シンプレクスは技術に強い会社ですが、私自身、技術への関心が深く、知識やスキル、経験も積み重ねてきています。したがって、技術関連や実績についての質問であれば、スムーズに答えられる自信はありました。ただ、問題は転職理由の一つとなった生成AIに関する質問があった場合です。シンプレクスも最先端のITコンサルティング会社として、開発工程にAIを組み入れているからです。もちろん、単純に「嫌だから」と答えるつもりはなく、人間ファーストで、コードに対するエンジニア側の責任の持ち方もしっかり考えていきたいということを、面接官の気持ちを害さずに回答しようとは思っていました。

—— 実際、面接はうまくいきましたか。

Hさん:技術面や実績面での回答は問題なく答えることができました。また、シンプレクスはBtoBサービスを展開しながらも、クライアント企業に寄せられたエンドユーザーの声を改善の参考にしたり、クライアント企業の担当者の方からもフィードバックをいただける体制を整えています。その点で、ユーザーからのリアクションは得られるため、私の課題感も解消されると感じました。
しかし、生成AIの件については、相手に配慮しすぎたところもあり、私の回答の歯切れが悪くなり、やや論理性を欠いた答えになってしまったと思っています。実際、面接官の方からは「論理的でないのでは」という意見も出ました。

—— それでも内定を獲得することができました。勝因は何だと思われますか。

Hさん:私は得意領域がフロントエンドですが、バックエンドやインフラに関しても知識がある点が評価されたと聞いています。そこは、メガベンチャーの開発チームの中で鍛えられた部分です。また、新しい言語にチャレンジしてきた姿勢も買われたのではないかと考えています。
一方、私も面接を通じて、シンプレクスがチームで協力しながら開発することを重視していると知り、皆で議論を交わしながら楽しく仕事ができそうなイメージがわきました。そして、同社では個々の社員の考えを尊重し、エンジニアファーストで開発を進める中で、エンジニア自身が当事者として生成AIの活用の全社的な最適化を進めている点が面接での会話で垣間見られたことによっても、シンプレクスで働きたいという気持ちが高まりました。そうした理由から、私は同社への入社を決めたのです。

生成AIに対するスタンスは考えていくべき課題

勤めていた会社の方針の転換を受け、挑んだ二度目の転職活動。リーベルのマッチングが功を奏し、技術が評価されて実を結んだ。生成AIが急速に開発の現場に普及する中、エンジニアとしてどんなスタンスを取るかは、今後考えていくべき課題なのかもしれない。

――入社後は非常に高い評価を受け、大幅な昇進をされたのですね。

Hさん:現在は設計・開発リーダーとしてレビューや進捗管理を担い、4~5名のチームを見ています。メンバーの多くがFlutter未経験で、私自身もVueやKotlin、Goの経験はあったもののFlutterは初めてでしたが、コードを読みながら素早くキャッチアップしました。評価については「立ち上がりの速さ」や「新しい言語への適応力」、また「任せたことを確実にやり切る点」を評価いただきました。働き方としては、大きな裁量があるため、与えられた役割に素直に取り組みながら、その前後のタスクも自ら拾いにいくことを意識しています。入社して良かった点は、やりたいと手を挙げれば挑戦させてもらえることと、リーダーとして周囲のサポートが得られる点です。

—— 理想的な転職になりましたね。改めて、今回の転職が成功した要因は。

Hさん:一度目の転職が20代半ば。この時はまだポテンシャルを見ていただき採用された側面も大きかったと思います。それに対し、今回は30歳手前での転職となり、市場的にはもはや若手ではなく、一定の成熟度のあるミドルエンジニアとして扱われることを痛感しました。そうなると、技術面が磨かれているか、あるいはマネージャーとして管理面が強いかのどちらかでないと、希望通りの転職は厳しくなります。その点で、私は前職のメガベンチャーで技術も言語も鍛えられたことが奏功したと考えています。

—— 生成AIに対する考え方も、面接で話すことができました。

Hさん:これに関しては、リーベルの担当者の方と何度も話し合って、面接でどのように話せば真意が伝わるかについて議論を重ねました。本番の面接できちっと伝わったかどうかは別にして、事前に自分の考えを突き詰めて準備したことは無駄ではなかったと思います。面接官の方には少なくとも、色々と思い悩みながらも深く考えようとしている姿勢は伝わったのではないかと考えています。

—— 生成AIを開発でどのように活用していくか、悩んでいるエンジニアも一定数いると思われます。最後にメッセージをお願いします。

Hさん:そうですね…。生成AIに関しては、さまざまな考え方があって良いと思います。周りに合わせ過ぎることなく、自分の意見を発信していくことで、自分に合った環境を見つけられるのではないでしょうか。ただ、相談する人はなかなか見つけづらいかもしれません。私の場合、社内では言えず、ようやく重たい気持ちを吐露できたのが、リーベルの担当者の方でした。そうして誰にも言えなかった問題を話すことができたからこそ、自分のキャリアを前に進めることができたと考えています。

—— 迷ったり、悩んだりした時、相談できるエージェントがいることは心強いですね。それが、行き詰まっている状況を打破することにもつながるということ。お話しいただき、ありがとうございました。

ライター プロフィール

高橋 学(たかはし・まなぶ)
1969年東京生まれ。幼少期は社会主義全盛のロシアで過ごす。中央大学商学部経営学科卒業後、1994年からフリーライターに。近年注力するジャンルは、ビジネス、キャリア、アート、消費トレンドなど。現在は日経トレンディや日経ビジネスムック、ダイヤモンドオンラインなどで執筆。
◇主な著書
『新版 結局「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(荒濱一氏との共著)
『新版 やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(荒濱一氏との共著)
『「場回し」の技術』(光文社)など。
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