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第896章
2019/05/10

新入社員と比較されて落とされる!?

— 面接時の服装マナー —

今年は超長期のゴールデンウィークでしたが皆様はどう過ごされたでしょうか。「5月病」とよく言われますが、今年のように長すぎると特に気持ちの切り替えが大変だと感じています。もう何度も5月病を経験している私でさえそう思うのですから、電車で今日もお見かけした「Theリクルートスーツ」を着た新入社員の方々は、余計に大変だろうなぁ・・と思うこの頃です。

さて前置きが長くなりましたが本題です。
そんな初々しい新入社員を見かける4月や、このGW明け頃の中途採用において、意外な落とし穴があることをご存知でしょうか。

それは、服装です。
「今更そんなこと言われなくても、面接の時ぐらいちゃんとスーツを着て行っているよ」
と思われるかもしれませんが、その服装に泣かされる方々が実際に多いのです。その理由は先述した新入社員、そして新卒採用で面接を受けている大学生にあります。

マナーレベルは新卒社員の方が上?

特に4月は真新しいスーツ姿の新入社員と、新卒採用の真っ只中であるため、電車でもオフィスでも「あ、面接に来たんだな」とか「研修中なんだろうな」というような方々をたくさん見かけたものです。

自身の新卒採用面接の時を思い返すと、私は新卒時に生まれて初めてネクタイを締めたもので、父親に締め方を教わったものです。父は採用も経験したことがあったということで「つまらないことでマイナスにならないようにマナーだけはきっちり守れ!ワイシャツもアイロンをきちんとかけるように!」ときつく言われ、マナー本なども買いガチガチになりながら面接を受けたものでした。

話を戻しますが、新卒採用の大学生や新入社員の頃は、皆多かれ少なかれ私と同じく「見た目」の対策をしっかりしたでしょうし、当たり前のようにやっていたと思います。これが中途採用となると、数年、中には10年以上社会人を経験し、「エンジニアだからずっと私服勤務だった、スーツなんてもう何年も着ていない」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな折にいきなりスーツで面接、となった場合、新卒の頃のようにしっかりした格好で受けることが本当に出来ているでしょうか。ある意味しっかりした格好をするのが気恥ずかしく、変に崩した格好をされたりしているのではないでしょうか。

面接官の目が余計に肥えている時期、それが4月5月

中途採用における面接官は、新卒採用と担当は異なるかもしれません。ただ人事や現場の方が出てくることは変わらず、現場の方も自身の部署でフレッシュな新入社員を見ているでしょうし、面接で新卒採用の学生を見ているかもしれません。

そして、街中でも当たり前のようにしっかりした格好の新卒を見ています。見慣れている、とも言えます。そんな時に中途採用で、ヨレヨレのシャツで受けに行ってしまったら面接官の目にはどう映るでしょうか。

確かに中途採用において服装だけで落とされる、ということは少ないかもしれません。とはいえ確実にマイナスポイントの一つにはなります。服装に関しての注意はこの時期に限ったことではないですが、「一層気を付けたほうが良い時期」でもあると言えるでしょう。

変に目立たない、それが重要

服装に関しては議論がありますし、あまり固すぎるのも個人的にはどうなのかと思います。清潔であれば別にスーツな必要も無いのではないか、そう思う方も多いことでしょう。

ただ「つまらないことでマイナスにならないように」という父の言葉ではないですが、変にマイナスを作らないために、最初から私服で受けに来て、と言われている企業以外は、面接の時ぐらい(一生で何度もあるわけでは無いのですから)ある意味諦めてしっかりしたスーツで行くのが無難ではないかと思っています。

実際の服装マナーについては調べればたくさん出てくるため詳細は割愛しますが、例えば私の場合、職業柄日々スーツを着ている身として、一般的なマナーを守っている人であっても以下のような点は意外に気になりますし、私自身も意識しています。

  • ワイシャツの一番上のボタン・袖のボタンは留めているか
  • ネクタイをしっかり一番上まで締めているか
  • 変に目立ちすぎる高価なブランド物ではないか

ワイシャツやネクタイに関しては気になると目線がそちらに行ってしまいますし、新卒では見られない変に高価なスーツを着ている方などは逆に気になります。採用においてはおしゃれである必要は無く、極々一般的な目立たないスーツを着た方が良いと思います。

しっかり面接・人柄で判断頂くためにも、誰にもマイナスに思われない服装でまず土俵に立つことを意識しましょう。入社後はその会社にあった格好をすれば良いんですから、面接の時は、ポジティブに諦めましょう。

<ジャパ>

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