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第857章
2018/08/24

転職活動のスタートは書類から

— たかが書類 されど書類 —

転職活動をする際に、必要となるのが履歴書と職務経歴書。今は、転職サイトに登録した情報から自動で作成できるなど、便利な環境になってきていますが、履歴書と職務経歴書は書類選考だけではなく、その後の面接でも使用される非常に重要な書類であると共に、提出後に差し替えがきかない物です。企業に対して自分を売り込むプレゼン資料という認識でお考えください。今回のコラムは、初めて転職される方や、書類選考がなかなか通過しない方向けに、どの様なポイントを押さえれば良いのかを記載いたします。

履歴書の書き方のポイント

まず、履歴書ですが、新卒採用時と同様の物を使用するのはあまりお勧めいたしません。例えば、趣味・特技という欄がある履歴書も見かけますが、趣味・特技が業務に直接活かせない場合は、無理に書かなくても良いと私は思います。その場合は空白にするのではなく欄を削除するか、別フォーマットの物を用意しましょう。

中途採用は、なぜ転職を考えているのか、なぜ弊社に興味を持ったのか、弊社に入社して何をしたいのかが明確に表現できていた方が、面接で一度お会いしてみたいと評価してもらえる可能性が高いです。履歴書には、転職理由、志望動機を明確に記載しましょう。

当然ですが、志望動機は企業毎に作成する必要があります。そのためには企業研究をして、その企業の強みや特徴を良く理解しなければなりません。面倒と感じる方もいると思いますが、面接に進めば企業研究は必要になりますし、面接で志望動機は聞かれますので、選考が進めば無駄になることはありません。

また、入社可能日や希望年収も履歴書に記載する事をお勧めいたします。入社可能日は、〇年〇月〇日と明確な日付を記載しても良いですし、内定後30日~90日程度という表現でも構いません。一般的に入社日は、最大待ってもらえても内定から3ヶ月後程度と考えておくと良いかと思います。

希望年収の記載は、明確に金額を記載しても良いですし、「貴社規定に従います」「現職同等以上」という記載方法もあります。業務内容に魅力があり、年収は関係なく入社したいという事であれば「貴社規定に従います」が良いかと思います。明確に年収〇万円以上でないと内定をいただいても入社は難しいという事でしたら「〇万円以上」という記載をしておく事をお勧めいたします。

職務経歴書の書き方のポイント

まず、職歴要約を冒頭に記載し、大学卒業からどの様な経験を積んできたかを4~5行程度にまとめます。これまでの経験をできるだけ多くアピールをしたくなる気持ちは分かりますが、長く書き過ぎるとアピールポイントが分散してしまい、どの経験が強みなのか相手に伝わりにくくなってしまいます。

また、職務経歴書は内容も大切ですが、要点が良く纏められているか、読み手の事も考えて作成されているかといった「ドキュメンテーション能力」も見られていることを意識してください。以前、他社エージェント経由で転職活動をされていて、結果が出ないという事でご相談にいらした方がおり、その方は面談時に20枚近く書かれた職務経歴書を持参されました。

ご経験は素晴らしいのですが、この職務経歴書では長すぎで最後まで読んでもらえず、ドキュメンテーション能力が無いという理由で不合格になってしまうリスクが高いです。面談で特にアピールすべきポイントをヒアリングし、私も書類添削を支援させていただきまして、最終的には8枚程度まで集約し、その書類で内定を獲得されております。

職務経歴の詳細には「実績ポイント」を記載するのも大切です。経験したプロジェクト内容を記載するだけではなく、その1つ1つのプロジェクトで新たに身に付けた事、成長した事、実績を記載することで、成長意欲や主体性、どんな目的を持って業務に携わっていた事などを、職務経歴書でアピールすることができます。

職務経歴書は経験を伝えるのは当たり前で、それに加えて視座の高さや自己研鑽、受け身ではなく積極的に改善に取り組んで周囲を巻き込んだことなど、アピールできる要素は幅広くあります。逆に言うと、企業は経験だけではなく、それらの幅広い観点でも職務経歴書を見ているという事を意識しなければなりません。

たかが書類 されど書類

冒頭でも記載した通り、最近の転職サイトでは登録情報から簡単に書類が作成でき、企業への応募もワンクリックで実施できます。効率よく気軽に応募ができるのは良い点ですが、応募した書類はしっかり読み込まれているという事を忘れてはいけません。誤字や脱字、記載ミスがあっただけでお見送りになるケースもございます。

ご自身が、企業の人事担当だったらという目線でも考えていただくのも良いかと思います。

どの企業にも提出してそうな汎用的な書類と、自社のために志望動機もしっかり書き込まれた書類を比べた場合、後者の方がやはり志望度や熱意の高さは伝わってくると思います。

たかが書類。されど書類。転職活動のスタートは、履歴書と職務経歴書の作成から始まり、そして最後まで重要な物となります。人生を左右する大切な物である事を意識してください。

筆者 南條 充
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