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コラム:転職の技術

第753章

AIが支配する日に備えよ

— 考えて行動できる人間になれ —

2016年6月24日

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AIが東大に受かる日は近い

あなたは、人工知能がどこまで発達しているのかをご存じでしょうか。人工知能はiPhoneに搭載されているSiriをはじめ、ここ数年間で飛躍的に発展しているのは想像できますが、どれほど人間の知能に近づいているのかを知っておく必要があります。理由は後ほど記載しますが、転職活動における最大のライバルが人工知能になる日が近いかもしれないからです。

ここでひとつの興味深いデータをお伝えします。「東ロボくん」という人工知能プロジェクトをご存じでしょうか。国立情報学研究所によって進められているプロジェクトであり、2021年に東大入試を突破することをミッションとしています。では、どこまで合格に近付いているのでしょうか。

2015年6月に実施されたセンター試験の模擬試験において、偏差値57.8を叩き出しています。特に世界史では偏差値66.5とかなり良い成績を残しています。この偏差値は中堅大学に合格できる学力と同等であり、既にそのレベルにまで達しているのです。もちろん、一部は人の手によって機械が問題文を解読できるよう変換はされていますが、学力に限った話では、ほぼ人間と同じと言っても良いでしょう。

この結果はマーク式解答のために、機械が比較的解きやすいものなので、記述式解答になってくるとまだ課題が残っているそうですが、東大模試に挑戦した世界史では偏差値54.1を出しており、全く対応できないわけではありません。ロボットが東大の赤門をくぐる日も近いかもしれませんね。

このトピックの詳細については、下記の記事を参照してください。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1511/16/news061.html

AIがあなたの仕事を奪う

人工知能の代表であるAppleのSiriやIBMのWatson、GoogleのサービスであるOK Googleは既に人間の言葉を理解できるレベルにまで達してきました。その他にも、マイクロソフトが開発したLINEの人工知能“りんな”も話題になりました。私も、りんなとLINE上で会話を試した経験がありますが、たまにこちらの言葉を理解できていないものの、基本的な内容であれば的確な返答をくれます。(妻に「りんなって誰!?」と怒られましたが…)

さらに、単に会話が成り立ちますというだけでなく、「アラームをセットして」「今日の東京の天気を教えて」「音楽をランダムに流して」など簡単な作業であれば代わりにやってくれるので、使いこなすと意外と便利なものです。「LAZさんに5分遅れるとメッセージを送って」など複雑なものも理解してくれます。そんなものは小学生にだって出来るよと思ってしまうかもしれませんが、10年前には全く想像がつかなかったレベルに達してきています。

では、10年後はいったいどうなるのでしょうか。学力は東大入試を突破できるレベルになり、会話のバリエーションも圧倒的に増えているでしょう。そして人工知能はPepperのようにスマートデバイスから外の世界へと飛び出します。「この書類を10部コピーして」「会議室の机と椅子を片付けておいて」「部のメンバーに懇親会の出欠確認をしておいて」など、事務作業もおそらくできるようになるでしょう。その先に待っているのは何か、それは人件費の削減です。

ITの現場ではどうでしょうか。システムの運用保守はある程度人工知能ができてしまうでしょう。自分で障害対応もしてしまうかもしれません。現在でも、例えば「Splunk」という製品が障害のリアルタイム通知と障害箇所の特定ができます。では、プログラミング開発はどうかというと、それもある程度は人工知能によって開発自動化がされる可能性が高いです。実際に、米国では6年間に亘って自分のプログラミングタスクを自動化して真面目に仕事をせず、年収1000万円を稼いだ人もいます。真面目に仕事をしていないという理由で解雇になりましたが…。開発内容はどのようなものだったのか分からないので何とも言えませんが、テスト工程でも自動化ツールが広がって来ているように、おそらくプログラミング開発においても自動化ツールが導入される可能性は十分あると思います。その先に待っているのは何か…。

考えて行動できる人間になれ

ではエンジニアの仕事がすべて無くなるのかというとそうではないと思っています。人工知能もおそらく(少なくとも直近10年では)限界がくるでしょう。どこで限界が来るのかというと、人工知能はあくまでもinputありきだということです。何かしらのinputがあり、そのinputに対して行動を起こすのが人工知能です。この設計書通りにプログラミングをしてくれ、このルールでシステムを監視してくれという情報に対しては行動ができますが、inputがないものを自分で考えるということはおそらく出来ないでしょう。そこが人間には敵わないところです。逆に言えば、inputが無いと行動ができないようでは、人工知能に仕事をさせたほうが効率も良く、人件費もかからないので、仕事を失っていくと思います。

人工知能があなたの仕事のライバルになる日はすぐそこまで来ています。同僚だけと競っている場合ではありません。inputが無くても、主体的に行動ができる、主体的に考えることができる人間になることが求められているのです。

<LAZ>

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