COLUMN
コラム:転職の技術
第654章
2014/06/13

10年後のIT業界

10年後のIT業界はどう変わっていくのか。それを予測しながら生き抜いていこうというお話です。

いま大きな変化が起こっているものとして、

  • クラウド
  • SNS
  • スマホ、タブレット等の携帯端末

があります。これは技術進歩、革新による変化の波です。

さらに、今の日本のIT業界の構造的問題としてピラミッド構造があげられます。
発注元からの流れは例えば、プライム・コントローラ(元請け)→大手ベンダーのIT業界小会社→パートナー企業→3次パートナーというような構造は大きなプロジェクトでは当たり前になっています。

この構造の問題は、中間流通業者が多く存在し各々で利益を上げ、管理コストも大きくなるために高コストを招き、一方で低利益率を招いて大手SIベンダーでも営業利益率5%前後となっています。

アパレルや出版、家電製品で大きな波が襲っているようにIT業界も当然10年後は大きく変化していると思われます。

そこで働く人にも当然影響は出てきます。与えられた仕事を忠実にやっていて10年後必要とされる人材なのか。さらにその後10年生き抜いていけるのか?
これは一人ひとりが自己責任で考えていかなければならない課題と思います。

どのような仕事も会社では重要な仕事です。会社にとって無駄な仕事をしている方はいないと思います。しかし、業界は変化するという前提で自分のキャリアもきちんと構築していく必要があります。

<コンサルタント T.I>

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