
外出先で両手がふさがりスマホが使えない状態で「郵便ポストはなんで赤いの?」と聞かれて即答しなければならない時、あなたは何と答えますか?面接ではあなたの過去の判断の「なぜ?」に即答しなければならない場面が多々あります。日常でも「なぜ?」は鍛えることができるので、少し意識されてみてはいかがでしょうか。
きっかけはよくある純粋な問いから
3歳になった子供がリビングで汗だくになりながらドンドンとジャンプしていました。様々なことを覚え、身体を動かす楽しさを感じることができる様になったのは良いのですが、流石に「下の階の人に怒られるからドンドンはダメ」と言うと、「なんで?下の階の人が来たこと一度もないよ」という感じでお構いなしに続けます。
確かに…。「下の階の人が…」という理由でやめさせようとしていましたが、まだまだ経験や想像力が足りない幼児にはやめる理由にはなりません。そもそも理由が適切ではなかったと考えるきっかけにもなりました。先程の理由だと、下の階の人が仮にOKだった場合にはやめる理由がなくなってしまいます。もちろん下の階の人がOKだったら続けて良いのかというと、そんなことはありません。
適当に「見えない何か」を出して説明するのではなく、私が自分で考え、自分の言葉と責任で理由を説明するという当たり前のことを意識するきっかけになりました。こうなるとなかなか大変です。冒頭に記載の通り、外に出れば「郵便ポストはなんで赤いの?」「信号はなんで緑が進めなの?」「電車の中ではなんで静かになの?」などの問いに、1つ1つ真面目に回答していくことになります。
当然、分からないことも出てくるので、そんな時はすぐに答えを調べるのではなく、まずは「こんな理由かなと思うけど、どう思う?」と一緒に考え、その後に調べて答え合わせという流れになります。歳を重ねると何でも分かった気持ちで日常を送ってしまいがちですが、まだまだ分からないことも多々あり、子供からの「なぜ?」に鍛えられています。
今はAIやインターネットですぐに答えに辿り着ける時代ですが、ちょっと一呼吸置いて自分なりの答えを出してから調べる、自らも普段から「なぜ?」という問いを持つ、過去の人生の分岐点での選択、これまでの仕事での判断など、なぜその選択をしたのかの理由を普段から考えておくと、面接で聞かれた際にも迷いなく答えることができると思います。
子育ての日々を送っていると、自分も親にこんな感じで育てられたのかなとしみじみ思うことがあり、離れているので会う機会は年に1~2回ですが、そんな少ない機会の1つのお盆が今年も近づいてきました。「親の恩は子で送る」ということわざがある様ですが、今年は2人の孫を連れて恩を送れそうです。


