
転職活動の選考では、経歴・技術・人物面などが企業から評価されます。経歴や技術は、経験したプロジェクトや資格や知識である程度の証明ができますが、さて「人物面」はどう評価されるのでしょうか。
人物面については何か1つで証明ができるものではなく、表情・言葉・考え方・意欲・雰囲気など総合的な要素で評価がされます。面接で友達同士の会話と同じカジュアルな言葉使いをされる方はいないと思いますので、「言葉」の良し悪しは一番分かりやすい点です。
「表情」や「意欲」も、面接という特殊な時間の中で、ある程度は自分を演出する必要があることは社会人経験があれば理解できる人も多いのではと思います。
それでは「考え方」や「雰囲気」はどうでしょうか?
これらについても多少は演出することもできますが、重ねた自分の人生経験から滲み出る部分も多く、自分の振る舞いが相手にどう見られどう思われるかを意識できているか、つまり自分を俯瞰して見ることができているかという点もポイントになると考えますので、面接で滲み出すにはある程度の人生経験や準備が必要になります。
人生経験というのは何も成功だけではありません。失敗でも良いのです。むしろ生きていると失敗や後悔の方が多いのではないでしょうか。私はそうです。ふとした瞬間に「あの選択肢は今考えると違ったかな…」「あの人にあんなこと言わなければよかったな…」など、失敗や後悔は誰にでもあると思います。
このふとした瞬間に振り返ることで「次はこうしようかな」という反省ができることがあり、この1つ1つの積み重ねが人生経験であり成長になります。
年末年始に実家に帰省され、親と久しぶりに顔を合わせた人も多いのではと思いますが、子供時代や学生時代などに親から言われたことは、当時はほとんど右から左に流していましたが、自分が親になって子育てをしていると、ふとした瞬間に自分も当時親から言われていたことと同じことを子供に言っていたりして、その際に親に電話で話して笑ったりします。
子供の頃は身近で当たり前すぎて親の存在を意識したことはあまりありませんでしたが、こうやって40歳をこえて人生経験を重ねることで気が付くこともあり、何歳になっても成長を実感することができます。
カッコ良いだけが人生ではなく、カッコ悪かった自分も客観的に認めて成長することで角が取れて丸くなり、そこから徐々に人間的魅力が滲み出てきます。一見何気ない日常でも小さな成長の種はあり、転職活動には関係ないと思っても、実は人物面という評価に繋がる可能性があります。そこに気が付けるかどうか、日常の小さな種を見逃さずに拾うことができるかどうかも、実は大切な「転職の技術」です。
さて2026年がスタートしましたね。最近、自分が「成長したな」と思えた瞬間はありますか?


