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コラム:転職の技術

第716章

キャリアの危機管理(自然災害から学ぼう)

— なぜ人は「自分は大丈夫」と思うのか —

2015年9月18日

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最近の災害から学ぶ

最近は自然災害が起こるたびに「想定外」といわれる事が起っています。ここ数年で1000年に一度、100年に一度、50年に一度の自然災害が発生しています。国や自治体は自然災害に備えて物理的な対策、災害マップや対応マニュアル作成等のソフトの面からの対策など色々な対応をとっています。

しかし、いくら堤防やダムを作っても、自治体からいくら警報や準備情報を流しても被害を防ぐには限界があるそうです。専門家は、最終的には個人が自ら自分の身を守ること意識をして自己判断で行動を起こすことが最も大事なことだといっています。家族にすぐ動けない人がいれば早めの避難をしなければならないだろうし、自治体が把握していない情報をいち早く察知していたら公的機関の指示を待たずに避難対応をする必要があります。

ここで一番の問題、最大の敵は危険を感じ取らない自分の心の中にあるそうです。なぜなら「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」と思って避難行動を起こさないからです。

人はなぜ「自分は大丈夫」と思ってしまうのか

群馬大学教授の片田氏によると、人は「自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価しまう」特性があるそうです。これは不安をある程度無視しなければ人間は生きていけないからで、このような心のあり方を「正常化の偏見」と呼ぶそうです。

一方で、災害時に避難しなかった方を深く探っていくと全く危険を察知しないわけではなく、危険を察知していても色々な考え判断の中で避難したくない理由があってその方なりの合理的な判断で避難をしなかったということも出てくるそうです。

キャリアの危機管理も同じではないでしょうか

企業も色々な危機にさらされています。例えば、人々の嗜好が変わり売れていたものが売れなくなったり、科学的に新しいものが生み出され既存の製品が淘汰されています。

これらはまさしく企業の危機管理で、経営者がまずは考えるべき事です。しかし企業レベルで危機を乗り切ったとしても個人レベルでは大きな変化をもたらすことがあります。

事業縮小すれば希望退職募集や職種変換等が発生します。これは個人レベルでは人生の一大事で、本当に予期せぬ危機に直面することになります。これがまさに個人のキャリアの危機になります。

このままでは自分のキャリアはまずいかなと思っていても、何かアクションを起こすにはかなりのエネルギーを必要とするものです。災害と同じで「自分は大丈夫」または「まだ大丈夫、しばらく危機は来ないだろう」と考えてしまいます。なぜなら、この方が生きていくには楽だからです。現在の会社の良好な人間関係、満足ではないにしてもそこそこの収入がある場合は特にそうです。

しかし、「自分のキャリアは自分の責任」と強く意識することが大事ではないでしょうか。個人のキャリアは自分自身で管理し作っていく必要があると思います。会社にゆだねて最終的に会社を恨んでもどうにもなりません。辛いのは自分です。危機管理として平常時に自分の市場価値を確認しておきましょう。

<参考>ITpro日経コンピュータ『人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか、防災研究家の片田群馬大学教授に聞く』

<コンサルタント T.I>

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