COLUMN
コラム:転職の技術
第661章
2014/08/01

原点に立ち返る

転職活動をしていると、当初全く考えていなかった求人に出会うことがあります。

中には一目惚れのようなものもあり、理屈抜きで惚れ込んでしまい、もともとそこに入社するために転職活動を始めたような気になったりもします。

もちろん、縁も転職における重要な要素であり、運命的な出会いから始まり、そのマッチングが無事に成就するのは本当に嬉しいことです。

しかしながら、必ずしも上手くいかないのもまた現実。
残念ながら成就しなかった場合、その落胆は察するに余りあるものがあり、時には途方に暮れてしまうこともあります。

そんなときはどうすれば良いでしょうか。

私は、まずは原点に立ち返ってみてはとアドバイスをしています。

もともと何で転職活動を始めたのか、何をしたいと思っていたのか、どうなりたいと思っていたのかなど、一旦冷静になり、盲目になる前の状態に自分を戻して、原点に立ち返ることが重要です。
そうしないと、逃がした魚がどんどん巨大になり、悔しさだけが日に日に増し、せっかく前に進もうとしていた自分を止めてしまいます。

このパターンに限らず、転職活動では希望する企業の選考が通らず、落ち込み、自分を見失うことも多々あります。

そんな時こそ、転職活動を始めた当時に立ち返り、原点を思い出し、心を立て直してみて下さい。

なお、一番志望していた企業に入るのが最も良い結果になるとは限りません。
ご自身と企業の両方の思いが重なるまで、粘り強く縁を探し続けて欲しいと思います。

<田中 祐介>

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