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コラム:転職の技術
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第651章
2014/05/23

キャリア・クライシスを乗り越える

『キャリア・クライシス』とは、自分が持っていたキャリアが何らかの外部的または内部的な要因で文字通り危機に陥ることです。
この原因は技術革新で陳腐化した技術になってしまった、時代の流れで会社が突然その事業・製品を撤退・売却してしまった、グローバル化の波で海外に移転してしまった等が考えられます。

その事業のコアな部分に特化していた人ほど、積み上げてきたキャリアがある日なんの価値も無くなってしまったということが起こる可能性があります。 ITのようなグローバル化・技術革新の激しい業界にいる人は全員に訪れると考えておくのが妥当でしょう。

ぬくぬくした環境にいる人ほどこの予兆は感じ取れないことがあります。
多少の不安はあるものの、今日現在特に痛みを感じていないからです。
私の経験では、実は一般社員よりは企業の経営者は実は危機を肌で感じ取って対策を講じているものです(経営層ですので当然ですが)。そして社員にはその危機は突然襲ってきます。

一方、早稲田大学ビジネススクール准教授 竹内規彦氏の研究グループが実施した調査によると、会社に対する愛着度や同一視を指す『組織コミットメント』の変化状況を年齢別に調査すると、落ち込みは1回目(27歳~28歳)、2回目(31歳~34歳)の2回大きな変化があるそうです。

この落ち込みは、
『このままこの仕事を続けていいのだろうか?成長はできるのか?』
『自分の選んだ会社は本当に間違っていないのだろうか?』
『このまま、この仕事を続けても一歩外に出たら全く役に立たないのでは?』
とキャリアの危機を感じ、自問自答しているということを表しています。

これは、まさに個人も妥当な危機管理能力を持っている表れと思います。
少なくとも肌で感じ取っている人も多いということです。
27歳~28歳は、新卒時には社会も企業というものもよくわからずに選んだ会社/仕事を最初に見つめ直すことのできる年齢と思います。

次に31歳~34歳は与えられた仕事も自信を持って遂行できるようになり、会社の中でも中堅としてある程度の責任を持って仕事ができるようになる時期です。
そして自分の将来や会社の将来をある程度見通せる経験もしています。
この時期が2回目の『キャリア・クライシス』を感じ取っている時期となります。

人生は長いですが、その中で自ら道を切り開き、キャリアを創っていく大きな転機となる時期がこの2つの年齢と言えます。
これは転職という選択をする時期としても最適の時期でもあります。

参考)BPnetビズカレッジ「キャリア・クライシス」

<コンサルタント T.I>

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