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コラム:転職の技術
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第643章
2014/03/20

一度はコンサルティングファームを経験してみる

先日、以前転職を支援した方と食事をする機会がありました。

その方はコンサルティングファームに転職された方で、入社されてからもうすぐ一年が経とうとしていました。

コンサルティングファームに入ってみてどうですか?と聞いたところ、次の様な話を頂きました。

  • 毎日忙しいが、とても楽しく充実している
  • はじめは何をしてよいか分からず苦労したが、だんだん慣れてきた
  • プライムの立場になってみて、サブコン時代には見えなかったものが見えてきた
  • 答えは探すものではなく、作るものだと考えるようになった
  • みな夜中も土日も仕事をしていてびっくりしたが、いまは自分もプロとして、必要なことを必要なときにやりたいと思っている
  • 教育への投資を惜しみ無く投下していて、学べる環境が整っている
  • キャリアパスも明示されていて、どの様な経験を積めば良いかが分かりやすい
  • MBAを取るより、ファームで働いた方が遥かに身になると思った

そして、『もし入ることができるなら、みな一度はファームで経験を積んだ方が良いと思う』とも仰っておられました。

私も前職はコンサルティングファームなのですが、私の考えも全く同じです。

確かに忙しいのは事実なので注意が必要なのですが、ビジネススキル、即ち、どんな環境でも生き抜く力はファームであれば十分に鍛えられると思います。

いまの時代、これだけやっていれば大丈夫、というものはありません。
個々の志向が多様化し、事業も常に変化させていかねばならず、必然的に変化に柔軟に対応できる人の方が重宝される時代になってきています。

コンサルティングファームには、そんな時代を生き抜く力を身につけられる環境があります。毎日新しい課題に直面し、その都度頭を捻って答えを作り出す必要があるからです。

若いうちから安定企業で落ち着いて働きたいという方も最近は増えていますが、成長できる時期に自分を鍛えないと、あとで後悔することにもなりかねません。

もちろん無理は禁物ですし、入社のハードルは高いのですが、バイタリティーがあり、高い成長意欲をお持ちなのであれば、一度はコンサルティングファームにチャレンジして頂きたいと思います。

<田中 祐介>

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