COLUMN
コラム:転職の技術
第493章
2011/03/06

相手と自分を知る

「彼を知り己を知れば百戦危うからず」。孫子の有名な兵法の一つです。
相手のことをよく知り、自分の能力を見極めなければ戦いに勝つことはできません。転職市場でも、同じことが言えると思います。

この場合の相手とは企業のことです。求める人物像や経験は年齢によっても変化するため、きちんとリサーチすることが必要です。
例えば、20代では求められないマネジメント経験も、30代になれば必須としている企業が多いです。

そして自分の能力を知る時に一番気をつけて頂きたいのが「自分を客観的に見る」ということです。自分のキャリアを絶対評価せず、相対評価してみて下さい。なかなか難しいことではありますが、転職は「自分 対 企業」ではなく、「大勢の応募者 対 企業」となるため、転職市場全体で見た時の自分の能力を把握する必要があるのです。

企業の求める能力と自分の今の能力を把握すれば、そこにギャップがあるかどうかが見えてきます。ギャップが小さければ転職成功の可能性は高まりますし、大きければそのギャップを埋めるためにどうすべきかというTo doが見えてきます。

皆さんも、まずは相手と自分をよく知ることから始めてみて下さい。

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