COLUMN
コラム:転職の技術
第485章
2011/01/09

取得を目指す資格とは

ITのエンジニアやコンサルタントであれば、資格を取るために勉強をしている方が多いと思います。資格は転職活動において、直接内定に結びつくものではありませんが、取得していると有利になる資格もあります。また、企業の中には特定の資格を取得していないと、部長や事業部長と言った管理職につけない場合もあります。

今回は、今後どの資格を取得していくべきかをお話したいと思います。

あるITサイトの調査によると、ITベンダーとユーザー企業が技術者に「取得して欲しい」情報処理技術者試験の資格第1位は一致した結果になり、「プロジェクトマネージャ」となりました。また、IT関連団体の認定資格としては「PMP」が1位になっています。 そして2位以降になると、ITベンダーは「応用情報技術者」「基本情報技術者」と言った技術者としての基本スキルとなる資格を求める一方で、ユーザー企業は「データベーススペシャリスト」「ネットワークスペシャリスト」「情報セキュリティスペシャリスト」と言った専門的な資格を求める結果となりました。

全ての技術者に対して、上記の資格が求められているという訳ではありませんが、片っ端から資格を取っていくのであれば、どんな資格が求められているのかを知ったうえで、取得を目指していくことがより効率的とも言えます。
とにもかくにもITベンダー、ユーザー企業の両方から求められている資格は、「プロジェクトマネージャ」ですので、難易度は高いですが最優先していくべきです。その他、ITベンダーの営業担当者には「基本情報技術者」「マイクロソフト認定」「ITコーディネータ」「TOEIC(600点以上)」と言った資格を求める結果になりました。

資格は業務に関連したものの方が取得しやすいですが、業務とは別に時間を費やして勉強をしていかなくてはいけないため、資格取得を今年の目標に掲げて目指していくことをお勧め致します。

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