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コラム:転職の技術
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第460章
2010/07/04

異業種・職種への転職は慎重に

IT業界である程度経験を積んでから異業種・職種へ転職し、再度IT業界に戻りたいという方がいます。しかし、残念ながらITと関係ない業種・職種で働いた後、もとのIT業界・IT関連職に戻ることは難しいと考えてください。そのため、異業種への転職は慎重にすべきです。

異業種への転職の背景には、夢を追いかけての転職と逃げの転職があります。
例えば、IT業界・IT関連職で3年働いたが、どうしても音楽の夢を捨てられないで音楽の道に進む、またはスポーツの世界でプロを目指すなどがあります。逃げの転職には、今の仕事をやりたくないため異業種に飛び込むことがあります。これは隣の芝生く青く見えるということですね。

夢を追いかけることは素晴らしいと思います。しかし、その場合は異業種への転職リスクをきちんと理解して転職すべきです。残念ながら音楽、スポーツ、飲食店経営などの経験者は書類選考が通過しにくいのが現状です。

どうしても異業種・職種への転職するときは心得ておきたいことがあります。
それは最初から期限を切って挑戦することです。例えば1年で見切りをつけるということです。3年以上のブランクはほとんど復帰の可能性がなくなります。

カレー屋さんから見事に大手SIerにITエンジニアとして復帰した方がいます。
この方はある分野のシステム開発を一環して経験してきた方です。34歳でカレー屋さんを開業しましたが残念ながらうまくいきませんでした。しかし、1年で完全に見切りをつけIT業界に戻ることを決断したのです。この方の復帰の成功ポイントは、ITエンジニアとして非常に評価の高い仕事をしてきたこと。
それに経験の長さと比較して1年だけのブランクだったということです。この方は数少ない異業種からの転職成功者です。

音楽やスポーツでは1年での見切りは難しいと思います。しかし、それ以上は大きなリスクがあると認識をして決断しましょう。

<T.I>

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