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第369章
2008/08/31

第二新卒の安定志向について

ソフトバンク・ヒューマンキャピタルは8月27日、第二新卒者の仕事に対する意識調査を発表しています。

同調査は、「第二新卒」400名(インターネット関連業界に勤める方・非インターネット関連業界に勤める方それぞれ200名)を対象に行われています。

 

●能力・成果主義の給与制度を望んでいる
【前回】
インターネット関連業界勤務の方 66.0% 非インターネット関連業界勤務の方 58.7%
【今回】
インターネット関連業界勤務の方 61.0% 非インターネット関連業界勤務の方 55.5%

●今の会社で定年まで会社で働きたいと考えている
【前回】
インターネット関連業界勤務の方 20.7% 非インターネット関連業界勤務の方 26.7%
【今回】
インターネット関連業界勤務の方 33.0% 非インターネット関連業界勤務の方 31.0%

( 「イーキャリアプラス」調べ;前回調査は2008年2月)

今回の調査では、原油価格高騰など経済低迷からくる先行き不安からか、若い世代の「定年まで今の会社で働きたい」といった回答が増え、安定志向の復活を見ることができる結果となった、という分析がされています。

皆さんはこの結果についてどうお感じになりますか?

老舗の大手証券会社やゼネコンが倒産したり、 有名な上場企業が倒産する、そんな状況を見てきた私には、「定年まで同じ会社で働く」ということがイコール【安定】とは言えないように思えて仕方がありません。

歳をとるまで一か所にしがみつくことを【安定】とは言わなくなった時代、真の【安定】を手に入れるために、今しなければいけないことをもう少し深く考える必要があるのではないかと思います。

進化論のダーウィンが呈した「環境に適応できる者だけが生き残る」の文言ではありませんが、どんな社会環境でもしっかり適応できるスキル・技術を身に付けるために、もう一度ご自身のキャリアについて考えてみませんか。

<pluie>

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