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コラム:転職の技術
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第315章
2007/08/05

キャリアプランは長期と短期を分けて考える

 転職するときは自分のキャリアプランに基づいて企業を決め、仕事を決めて動きます。そのお手伝いをするのが私たちの仕事です。

さて、転職をする場合、自分のキャリアプランに沿った転職ができない場合があります。その原因は自分自身のスキル、キャリアが原因となっていま す。このようなときには、自分のキャリアプランを、『長期的視点』と『短期的視点』に分けて考えることが必要です。

例えば、車でどこか目的地に向かうときに、高速道路を利用したり、渋滞があれば、遠回りでも迂回道路を走ったりします。これは目的地に到達する ためには、距離は長くても最も時間がかからない方法を選んでいるためです。

単純に距離で見れば、目的地とは離れる方角に向かうときもあります。しかし、目的地に向かっている、という事は間違いないので、迷いなく選択し 走れます。

キャリアプランも同じです。例えば、顧客対応や上流工程を担当できる会社に入社したい、と思っても、スキルが不足している、リーダー経験が不足している、業務知識 が不足している、などの理由で、書類選考も通過できない場合があります。

その時は、ワンクッション置いて、技術スキルが不足していれば技術スキルを上げられる会社、業務知識が不足していれば、業務知識をつけられる会社を目指せばよいの です。たとえ、何かが不満であっても、それは受け入れることが大事です。

長期的なキャリアプランを実現するためには、短期的には思いが異なる会社であっても、結果的に自分の思いを実現できる会社を目指すのが良いでしょう。道が渋滞して いれば、多少距離が遠くなっても迂回して進むのと同じです。

渋滞にはまってしまい、そのまま時間切れになってしまう事が、最も残念な結果を招くのです。

<コンサルタント TI>

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