COLUMN
コラム:転職の技術
第281章
2006/11/19

転職は価値観の明確化

 最近、会社を辞めて起業をした、3人の方と食事をする機会がありました。
辞めたときの年齢は20代後半、30代前半、40代前半です。

いずれの人も、いわゆる有名大学の院卒で、非常に優秀な人です。なぜ安定を捨てて、起業と言う大きなリスクに挑んだのか、興味を持って話を聞きました。

結論は、その方の価値観、人生観が最も大きな要因であると感じました。起業という事は、それがうまくいかなければ、大きな経済的損失・リスクを伴う究極の転職です 。

いずれの方も、明確な人生観や価値観を持っている人でした。それぞれの想いは違っていても、その方の価値観に基づいた行動だったのです。

転職は、目的ではなく手段です。何の手段でしょうか。それは、大きくは自分の価値観に基づいた仕事をすることではないでしょうか?マネージメントには興味なく技術 を極めたい、技術には興味なく海外を含め幅広く活躍したい、という様に、それぞれに異なる興味や価値観があります。違ってよいのです。

転職は、その人の価値観に一致した会社であり、仕事に就けるのが最も良い転職です。何が良い会社か、という基準はありません。ある方にとっては大きな会社であり、 ある方にとってはベンチャーが最も価値観にあった会社になります。適材適所につけるように、選択ができるように情報と機会を提供することが私どもの仕事と思っていま す。

<チーフ コンサルタント TI>

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