COLUMN
コラム:転職の技術
第272章
2006/09/19

数多く応募する間違い

 転職時、応募する会社の数は最大何社くらいが適当でしょうか。私は同時に応募する会社は最大5社くらいが良いと思っています。 しかも、5社は先方の求めて いる経験レベルと自分のレベルがある程度合っていることが重要です。

では、なぜ最大5社程度が適当なのでしょうか。理由は、

  1. 現職の方が同時に転職活動するとき、面接の時間確保には5社程度が限度。
  2. その会社の仕事内容や方向性を理解し、自分の志望動機を明確に準備するには最終的に5社程度に絞るのが適当。
  3. 数多く、例えば10社も応募すると、応募資料が手抜きになり、また面接に入ったとしても準備不足で面接が通過しなくなる確率が高い。

 

もちろん、これより少なく、1社または3社程度に絞ることは全く問題ありません。

先日、ある方にお会いしました。応募企業をお聞きしましたら16社も応募していました。「合格は確率なので、多く応募した方が合格する会社も多くなる」とい う考えです。

この方法は全くの間違いです。経験と応募企業・職種を見てみると、私の目では書類選考が通過しないと思う会社が大半でした。約2週間後、状況を聞いて見る と殆どが書類選考で不合格になっていました。

転職は宝くじを買うのとは違います。いい加減な書類や準備不足で、数多く応募しても決して良い結果は生まれません。しっかりと情報を収集し狙いを定めて応 募するのが転職成功のポイントです。良いエージェントを見つける事もポイントになります。

<チーフ コンサルタント TI>

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