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コラム:転職の技術
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第208章
2005/06/06

「資格」について考えてみましょう。

今回は、「資格」について考えたいと思います。皆さんは「資格」についてどの様な考えをお持ちでしょうか?

●資格を取ると会社から一時金が出る、基本給が上がる。
●資格を取るとキャリアアップに繋がる。

など色んなお考えをお持ちだと思います。基本的に「資格」を取得する事は様々なメリットがあります。

では、「転職」といったキーワードの時の「資格」の効力はどのようなものでしょうか?

実際の人事部の評価はこうです。

「あるに越した事はないけど、あればいいってもんじゃない」

ここで、エンジニア個人と、企業の人事部の「資格」に対する考え方に大きな隔たりがあります。「資格」はあくまでもこれまでの経験を裏付ける為のツールであって、「資格」そのものは「中途採用」の場面では評価のウェイトは低いという事です。

個人のエンジニアから視ると、「資格」を評価して欲しいと思っているのに、残念です。

であれば、「資格」は必要ないのか?といった声も聞こえてきます。

違います。「必要」ではありませんが、「ない」より全然いいのです。

では、人事部は「資格」について何を評価するのでしょうか。

それは、自発的に資格を取得した「積極性」と「努力」を評価するのです。希望するキャリアに向かって、「頑張っている」姿勢を評価するのです。

つまり、「資格」そのものの評価ではなく、資格を取得した「プロセス」の評価なのです。

「資格」の取得が目的になっている方を多く見かけます。

企業の人事部が評価するのは、「経験」と「人間力」なのです。

<大外一気>

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