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コラム:転職の技術
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第206章
2005/05/23

ナンバーワンとオンリーワン

 ナンバーワンだけを目指すのではなく、オンリーワンを目指すキャリアプランの提案です。

自分の価値を社外に出ても通じるように高めておくことは、雇用の流動化が進む中では当然といえます。ITエンジニアの場合、その具体的な目標としてどのような職務をやっていきたいか尋ねますと、ITコンサルタント、プロジェクトマネージャという答えが多く返ってきます。IT業界に入って数年のうちは、色々なキャリアプランを考える事ができませんのでそれも良いと思います。

ITコンサルタント、プロジェクトマネージャを目指せる環境と経験、能力の備わっている方には是非目標を実現して頂きたいと思います。しかし、皆がこのような職を目指しても実際にその職を遂行できる立場に立てる人は非常に少ない事も理解する必要があります。特に業務系で大規模システムとなりますと限られてしまいます。単に能力だけではなく、会社のポジション、たまたま自分の担当した仕事等、偶然や運も絡んできます。

ITエンジニアにとって、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャはある意味でナンバーワン志向といえると思います。しかし、このようなナンバーワン志向だけではなくオンリーワンのキャリアプランも是非考えて欲しいと思います。今28歳の方が40歳になる12年後は、IT業界も大きく変わっていると思います。

企業も仕事もどんどん変わっていきます。キャリアプランももっと柔軟に考えて良いのではないでしょうか。本当に自分が求めているものは何なのか、それは目的なのか、手段なのか、分析をしっかりして方向性を決めましょう。マーケティング理論では、できるだけ範囲を絞り込む事が戦略の1つです。自分のキャリア戦略もマーケティング視点で考える事が重要です。企業で今勝ち組はオンリーワン企業です。

<コンサルタント TI>

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