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コラム:転職の技術
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第197章
2005/03/14

偶発を生かすキャリア論(その3)

 前回194章で、偶然に起こるチャンスを生かしていく事がなぜ必要かを書きました。今日は、それができるようになるにはどうすれば良いかをお話します。

これがその答えだと言えるほど簡単なものではないと思います。しかし、あえてそれを出すとすれば2つの能力と思います。それは、

  • 継続的に学習する能力(専門性を深める)
  • あらゆる動向を見抜く洞察力

 

以前に1年半くらいの間に難易度の高い資格を10個近く取得した方の勉強方法をご紹介したことがあります。この方は毎日電車では必ず立って本を読んでいる。しかも技術本は必ず3回読むという方法も確立している方でした。このような方は継続して学習をするという能力が極めて高い方です。どのような職であれ、エンジニアでも人事職でも専門性を深める事と最新の情報を取得するためには継続して学習していくことが極めて重要と思います。それが次の変化への対応能力となります。

もう1つは、洞察力です。これは物事の本質を見抜く力であり、長期的スパンで物事を判断しこれから起るであろうことを察知する能力です。これは知識のように本を読んだりして取得できるものではなく、体で感じる能力と言われています。それを取得するには、『何か極める』事により結果として身につくものだそうです。『極める』と言われてもそう簡単にそのようなことが出来るわけではありません。ではどうすればよいのか。私は、物事の真剣に取り組む、極端に言うと命がけで物事にとり組む姿勢を続ける事が洞察力も身についてくると考えています。

<コンサルタント TI>

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