COLUMN
コラム:転職の技術
第189章
2005/01/17

転職活動は現職のままで

 転職活動は大変な時間と労力がかかります。例えば、5社に応募したとして、書類選考が4社通過し4社の1次面接、次に3社が1次面接通過し3社の2次面接、次に2社の内定がでて、その1社の説明面談へ。これで合計8回企業様を訪問することになります。

通常内定までは2ヶ月近くかかるわけですから、2ヶ月で合計8回。平均的にも毎週1回になりますが、実際は週2回のときも出てきます。面接は夜の7時スタートが最も多い時間帯です。そうしますと午後6時には帰る日が発生します。こんな事を考えますと、どうしても、転職活動は退職してじっくりとやろうかと考えてしまいます。

しかし、転職活動は原則として現職のままで行いましょう。理由は、転職活動を開始しても2ヶ月、または3ヶ月以内に内定が出るという保証はありません。転職は個人の能力だけではなく、そのときの経済情勢、企業の採用意欲で変わってきます。あまりにも離職期間が長くなりますと、経済的にも、特に精神的にも焦りが出てしまいます。離職中だからといって本来の望むところではなく就職することは決してよい結果とは言えません。

「皆さんはどうですか?」と良く質問を受けます。私どもの会社の場合はやはり大多数の方が現職で活動をされています。現職の会社に知られずに活動を行うことは大変ではありますが、是非現職で行いましょう。

<コンサルタント TI>

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