COLUMN
コラム:転職の技術
第177章
2004/10/18

ベンチャー企業への転職

 最近、元気の良いベンチャー企業が多くなっています。ベンチャー企業の特徴と転職時の注意事項が本日のテーマです。

ベンチャー企業の特徴はなんと言っても、色々なことが未整備ということが言えます。例えば、教育制度はないと考えないといけないでしょう。社内の業務分担もきわめて広い範囲であり不透明な部分もあると思います。また、社内のルールは走りながら作るという感じと思います。

さて、このようなベンチャーへの転職を考えるとき、また決断するときのチェックポイントを3つあげます。

  1. 経営陣または上司とフィーリングが合うこと
    ベンチャー企業は全社員の人数が数十人という規模が多いと思います。小さなそのような会社の場合は人間関係が非常に重要となります。感覚的ではありますが、ウマが合う、何となくでもこの上司、この社長について行こうという気持ちの起こることが非常に重要と思います。
  2. あらゆる事態に対応できる柔軟性をもっていること
    ベンチャー企業は変化や動きが早いものです。硬直化した大会社で働いてきた方は想像以上の社風の違いに驚きます。目的が与えられたら、それを自分自身で考え、切り開いていくセルフスタータータイプが望まれます。また、大きな変化にも柔軟に対応できる方が望まれます。
  3. 将来性の見極め
    ベンチャーはリスクが大企業に比べたら大きいのは当たり前です。一方、成功時に得られる事も大きいものがあります。安易ではありますが、その会社の将来性を計る1つの方法があります。それは、ベンチャーキャピタルの投資が入っているかどうかです。ベンチャーキャピタルの投資が入っている会社は投資会社の審査をクリアしているわけですから1つの安心材料にはなります。

企業は大きくなれば安全だということは無くなっています。それは最近話題のある流通業の会社を見ても判ります。小さくとも良い会社は多くあります。是非、若い皆さんに挑戦して頂きたいと思います。

<コンサルタント TI>

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