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コラム:転職の技術
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第175章
2004/10/04

学習意欲の高さがチャンスを生かす

 転職を考えたとき、その方の希望を満たす形で転職可能な方と難しい方がおります。その差を作っている要因には大きく2つあります。1つはその方が行ってきた仕事の種類、すなわち会社とか、配属された職場によって決まるもの。もう1つはその方の仕事以外の個人の資質や努力によって決まる要因があります。

その2つめの個人の資質や努力によって決まる要因の1つで重要なものに、学習意欲があります。最近、資格取得と転職の容易さは相関関係があるように感じています。これは一般に言われているような、「資格をとってキャリアアップ」というような意味ではありません。むしろ、私は転職に有利だからと資格取得を考えることは間違いと考えています。ポイントは資格を知識の整理のために取得しようとする学習意欲とそれを取得するための実行力、ならびにそれを結果に結び付けられる力が重要と考えています。

最近マリナーズのイチローが大きな話題です。「周囲が寝静まった深夜にも練習していた。当時の努力があったからこそ、今のイチローがいる。」とオリックスの独身時代の寮長が語っている新聞記事を目にしました。

ある私の眼から見て非常に優秀だと感じた方が、2次面接で不合格となりました。その理由は、入社してからの「伸びしろ」がないというのが理由でした。この会社は技術力では大変定評のある会社です。「伸びしろ」がないとは技術の進歩は早いので常に最新の技術を取得しようとする向上心・追求心がないと入社後に成長しないと判断しているのです。

大変古い言い方ですが、常日頃の「努力」が大事です。そして、毎日の努力が、あるときに突然おとずれるチャンスをものにできるのです。いつまでも学習意欲と追求心は失わないでいたいものです。

<コンサルタント TI>

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