COLUMN
コラム:転職の技術
第170章
2004/08/16

躾からビジネスマナーへ

 日本の夏の恒例行事の、お盆の時期である。小生もつかの間の休憩モードである。

小生の通勤ルートは東京駅を使うが、夏休みに入ってから急に親子連れが増えてきていて、このお盆の時期はそれがピークとなる。電車に乗っても親子連れが多く夏休みを実感させる光景が散見される。ただ、その子供たちの振る舞いに気になる点が多々ある。

例えば、待っている電車のドアが開くと降りる人もまだいるのに人を潜り抜け、入っていく子供もいれば、電車の中を走り回る子供もいる。そんな光景が多く見受けられるが、そのほとんどのケースで親が注意をする光景を見たことがない。夏休みは子供たちが社会に触れる良い機会のため、親御さんたちもこの機会を通じて子供たちの躾をきちんとして欲しいものだ。

躾と言うものはビジネスマナーの根源となるものであり、これは子供のときから身に付けたものが社会人となっても自然に体現されるものである。事実小生は仕事柄多くの新人たちと関わってきたが、この新人はきちんとした立ち居振る舞いが出来ているなと感じる者は、話を聞くとほとんどが親御さんの躾がきちんとしているケースであった。子供たちは何がいけないことなのかを理解していない。そのため、親がそのことを理解させてあげる必要がある。この夏休みを利用しておおいにしつけて欲しいものである。

<コンサルタント TI>

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