COLUMN
コラム:転職の技術
第89章
2003/01/14

キャリアショック

『キャリアショック』これは慶応義塾大学大学院教授で、人材マネジメント等で幅広く活躍されている高橋俊介氏の本の題名です。その中で「キャリアショック」とは、自分が描いてきたキャリアの将来像が、予期しない環境変化や状況変化により、短期間のうちに崩壊してしまう事をいい、変化の激しい時代に生きるビジネスパーソンの誰もがそのリスクを背負っていると述べています。ここ数年の社会の動きはこれが現実に起こっている事を感じさせられました。

以前このメールマガジンで4つのコアスキルと言う事を書きました。1)技術スキル 2)業種・業務知識 3)マネージメントスキル 4)ビジネススキル、以上の4つです。この4つの重要度は年令、自分の目指すキャリアプランにより異なります。

2003年もスタートしました。時代は明らかに変わってきています。仕事のスタイルも、評価制度も。人事制度が変わり、年功序列が崩壊し成果主義にシフトしている事は明らかです。そして企業の栄華盛衰のスピードも極めて早くなっています。

あなたは自分のスキルに自分で責任を負っていますか?時代が変わっている事は理解しても、適応できる自分になっているか再確認しましょう。会社に忠誠を誓ってきた方がある突然、キャリアショックで唖然としている人を多く見てきました。

自分のスキルを会社の責任にする時代は終りました。あなたのスキルはあなたが作るのです。松井秀喜も1月10日米国入りしました。ビジネスパーソンはいつでもFA宣言できるのです。

<コンサルタント TI>

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