COLUMN
コラム:転職の技術
第22章
2001/09/03

夢を持ち続けて

今回のタイトル『夢を持ち続けて』は本日の日本経済新聞の「私の履歴書」のタイトルを借用した。8月は帝国ホテル料理顧問の村上信夫氏だった。村上さんの夢は、20坪前後の小さいスペースに腕の良いコックと村上さんで郊外にディナーだけのお店を持つことだそうだ。一度は辞表を出してこの夢を実現しようとしたが叶わなかった。今80才でもこの夢を実現したいと最終回で結んでいる。帝国ホテルの料理長になってから38年間帰宅してから1日1時間の料理の勉強を欠かさなかったそうだ。夢と勉強がその道の達人になるコツか。

もうひとつ、先日IT業界では知られた方で、現在は某ベンチャー企業の社長をしておられるT氏と夕食をともにした。大企業を40代前半で退職し、その後は外資系企業の社長等を4社ほど経験している。お話を聞いて1つだけ意外な事を知った。昔からいつ退職しても1年は以前の生活を続けられるように預金を確保していたそうです。そして会社を移る時はいつも数ヶ月のブランクを置いて新しい会社へと入った。最大1年も空けたそうです。私は一般的に退職せずに求職活動を勧めているが、ある程度自信の有る方ならこのような方法もありますね。でも成長過程の35才位までは就業しながらをお勧めします。

最近は新聞を読むと失業率、IT関連企業の相次ぐ大規模な人員削減、外資系企業の日本法人クローズ等の暗い話題ばかりが多く、明るい話題が少ない。でも弊社には相変わらず、優秀なITプロフェッショナルの方の求人依頼が多数きています。一般の方を対象としているメディア情報に惑わされず是非求人情報を毎週注目して下さい。

<コンサルタント R.I>

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