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海外で働くエンジニア engineer in overseas

内川 成泰 著者プロフィール

1996年大手ソフトウェア日本法人に入社後、2000年にアメリカ本社開発部隊へ転出。世界各国にいるソフトウェア開発者へソフトウェア国際化のサポートを行なっている。

第8章:日本人エンジニアの米国生活

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米国で仕事をしていると、知らないうちに仕事のオンとオフをはっきりと区別出来るようになります。シリコンバレーを南北にはしるハイウェイ101の渋滞がはじまるのが、朝の6時半〜9時頃、夕方は午後4時半〜7時頃ですから、ほとんどのエンジニアはその時間内で仕事をしていることになります。

一緒に仕事をしているあるエンジニアは、朝の6時半頃から仕事をはじめて、午後の3時頃には必ず仕事を切り上げて、家族サービスをしているようです。サマータイムが実施されている季節だと夜の9時頃までは外が明るいので、仕事を終えてからも十分な時間をアウトドアで取る事が出来ます。確かに、日本のような仕事帰りに同僚と一杯というのも恋しくなりますが、シリコンバレーではこちらなりのアフターファイブ、オフの楽しみ方があります。第8回目は、米国での日本人エンジニアの普段の生活についてお話していきたいと思います。前回までとは異なる趣向のテーマになりますので、気軽に読んでいただければと思います。

シリコンバレーは、サンフランシスコから車で30〜60分ほどの郊外にあります。シリコンバレーで働く人は、自分達のライフスタイルにあわせて、サンフランシスコに住むか、会社近郊、郊外に住むかを決めます。子供のいる家庭を持つ人たちは、公園や学校など周りの環境が良いシリコンバレーに住むことが多いようです。一方で、おしゃれなレストランやクラブに出かけたりする都会的な楽しみを求める人は、サンフランシスコ市内に住む人が多いようです。サンフランシスコからシリコンバレーに向かう朝と夕方のラッシュかなり激しいのを見ると、仕事はシリコンバレーで、普段の生活を楽しんだりするのはサンフランシスコ市内と決めている人も多いようです。

私自身は、子供がいることもあり郊外に住んでいます。何よりも気軽にスポーツを楽しむ環境が多く整っていることが郊外に住むと決めた大きな要因となりました。特に、シリコンバレーはゴルフ好きの日本人エンジニアにとってはたまらない環境かもしれません。気軽にラウンドを楽しめるゴルフ場が会社周辺にいくつもあります。週に何回か朝早くにゴルフ場に出かけ、オフィスに来る前に1ラウンドプレイしてからという人もいます。

また、テニス好きな人にとっても最高の環境だと思います。整備されたテニスコートのほとんどは無料で開放されていますし、ナイター設備も整っているので、仕事を終えてからみんなで集まってテニスをすることができます。海も車で30分程度という距離にあります。波の良い日には仕事を早めに切り上げて、サーフィンを楽しむことが出来ます。

また、ある程度の規模の集合住宅や、大きな会社になれば、会社のキャンパス内やビル内にスポーツジムが完備されていたりします。私自身も、スポーツジムで泳いだり、走ったり、ウェートトレーニングをしたりと、普段の車生活でなまってしまった体を、定期的に鍛えるようにしています。

天気の良い日は、湖やラグーンの周りをジョギングしたりすることで、普段の仕事でたまったストレスをかなりの部分解消することも出来ます。他にもバスケットコートや、バレーコート、サイクリングロード、ウィンドサーフィンなど、とにかく様々スポーツするための環境のほとんどが無料で使えてしまうのは、かなり魅力的だと思います。

食生活についてもお話ししておきましょう。シリコンバレーには、ハンバーガー、ステーキといったいわゆるアメリカンな料理だけでなく、日本料理、チャイニーズ、インディアン、メキシカン、中近東料理、ベトナミーズ、コリアン、イタリアンなどの各国料理が揃っているので食生活で困ることはほとんどありません。個人的には、ある程度評価が確立されているサンフランシスコ市内のレストランの方が味は良いと思いますが、チャイニーズやインディアンなどは郊外レストランの味も負けていないと思います。量が多いので多くの人と一緒に行くと値段も抑えられて満足できるかと思います。

とは言っても、味付けはかなり大雑把なので毎日外食だとさすがに飽きてしまいます。そんな場合には自炊することになるのですが、こちらのスーパーでは、シーフード、オーガニックフーズ、ハーブ、各国のスパイスやチーズなど、安いものから品質の高いものまで簡単に手に入れることが出来ます。自分の目さえ養えば、日本で手入るクオリティ以上のもの(例えば、大トロ付きマグロのかたまりなど)を手に入れたりすることも出来ます。日本の食材を扱うスーパーもあります。特にカリフォルニアで育てられたお米のおいしさと安さ(10キロ7〜10ドル)にびっくりしています。普段、会社帰りには近くのお気に入りのスーパーで買い物をして、週末に日本の食材を買出しに出かけたり、大きなスーパーで一週間分のまとめ買いをしたりというのが、典型的な家族がいる人たちの生活パターンかもしれません。

休暇のお話も少ししておきましょう。取得可能な有給休暇の日数は日本の企業で働いているよりもずっと少ないと思います。祝日の数も少ないので、日本で働くより休みは少ないと感じています。ただ、病気で会社を休むときに有給休暇を消化する必要はありませんし、有給休暇が足りなければ前借りすることなんかも出来ます。また、長期休暇、例えば1ヶ月とか、を取得する人も結構いたりします。インド人やオーストラリア人など、地球の裏側にある自分の国へ帰国したいときなどは、帰国して最初の二週間をまずリモート環境で仕事をし、その二週間きっちり休んで英気を養うといった有給休暇の取得方法なんかもあります。グローバルカンパニーで働くメリットを実感する時かもしれません。

最後に。

8回にわたって海外で働くエンジニアの仕事を紹介してきました。みなさんも、海外で働こうという意思と自分自身の持つスキルに対して自信を持って、どんどんチャレンジしてみてください。もちろん、海外で働こうと思ったときに、まず最初に言葉の壁が大きく立ちはだかります。しかし、どんなキャリアップを目指すときにも、なんらかの形でチャレンジをし大きな壁を突破する必要があるはずです。英語以外の部分での不安も大きいかと思います。

しかし、アメリカで働くということは得るものの方が多い気がしています。キャリアだけでなく、これからの人生の中でも、きっとプラスに働く経験になるとおもいます。私自身も28歳を前に、「日本法人でそのままがんばる」か、「ITコンサルタントとしてキャリアを積むか」か、「経営コンサルタントへキャリアチェンジをするか」か、「米国で働く」かの選択肢でかなり揺れました。しかし、米国で働くことを決めてよかったと思います。北カリフォルニアの太陽のもと、グローバルな環境で仕事が出来ることが今では楽しくて仕方がありません。

チャンスは必ずあります。是非、チャンスをモノにしてください!

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