ITコンサルタント (2/3) | IT業界職種研究 | IT転職 エージェント リーベル


ITコンサルタント | IT業界職種研究

ITコンサルタント it consultant

竹政 昭利 株式会社オージス総研

1990年代後半、外資系コンサルティングファームに入社。ITコンサルタントとして主に官公庁、ハイテク・通信業界の大・小規模プロジェクトや英語を標準語とするグローバルプロジェクトまで幅広く経験している。仕事では軸を大切にしている。欧州(オランダ)にて経営学修士(MBA)取得。将来の目標は「起業、教鞭を執ること」

第2章:ITコンサルタントの仕事内容

本章では、

  1. 仕事内容
  2. 実際に仕事を通じて感じること

について述べていきます。

1. 仕事内容について

ITコンサルタントの仕事内容についてですが、役職とフェーズによる2つの切り口で説明すると理解しやすいと思います。

1)役職 〜 チームとして機能 〜
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まず役職についてですが、コンサルタントにも役職(クラス)がありますので、役職(クラス)に応じて仕事の担当領域が異なります。一般的にコンサルティングファームでは役職(クラス)には、アナリスト、コンサルタント、マネージャー、パートナーなどがあります。例えば、アナリスト、コンサルタント、マネージャーには次のような役割が想定されます。

  • アナリスト

    全体のタスク上のうち、一タスクないし複数のタスクを担当。

  • コンサルタント

    関連するタスク群全体の管理やアナリストの作業管理、クライアントとの調整実施。

  • マネージャー

    プロジェクト全体のマイルストーン、リソース、進捗、スコープ等PJT全体に影響される事項の管理。アナリスト、コンサルタントによる成果物の品質管理全般を担当。

ここで言いたいことは、マネージャーがアナリストよりも責任が重い、仕事内容が重要というような話ではなく、「あくまでも個々が自分の役割をこなしながらチームとして作業を行う」ということが大きなポイントの一つです。全体を見渡す人と細かい一つ一つの作業をコンプリートする人のそれぞれがいて、初めてプロジェクトとして成立するのです。これは恐らくITコンサルタントに限らず、どの組織においても言えることだと思います。

2)フェーズ 〜 常にチャレンジする 〜

次にフェーズによる切り口で話をしたいと思います。ここで言うフェーズというのは、設計、開発、テスト、運用等を指します。具体的な例として、あるSIプロジェクトのケースですと、アナリスト、コンサルタント、マネージャーは以下のようなタスクを担当しています。

  • アナリスト
    • 設計フェーズにおける画面定義書の作成
    • 開発フェーズにおけるプログラミング
    • 開発フェーズにおけるテスト仕様書の作成
    • 開発フェーズにおけるテスト実行
  • コンサルタント
    • 設計フェーズにおけるクライアントのシステム化要件のとりまとめ
    • 設計フェーズにおける開発実行計画の進捗のモニタリング
    • 開発フェーズにおけるテスト仕様書のレビューや仕様書全体の文書体系を定義
    • 開発フェーズにおけるテスト実行計画を策定
  • マネージャー
    • 設計フェーズにおける開発開始までの全体作業計画を策定
    • 設計フェーズにおけるクリティカルな要件とそうでない要件の整理
    • 開発フェーズにおける開発計画全体のリソース、品質、進捗を管理
    • クリティカルな問題について、関係者と調整し、適切に対応

上記はあくまでも一例に過ぎません。「チームとして機能」というポイントとは、別のポイントをもう一つ挙げるならば、それは「常にチャレンジする」ことでしょう。アナリスト、コンサルタント、マネージャーそれぞれの立場で必ずチャレンジが伴います。そしてそのチャレンジが各コンサルタントの経験になり、スキル向上につながっています。ですから、プロジェクト全体ではチームとしてのチャレンジが求められることになります。チームプレーヤーでありながら、一個人としてのチャレンジも好むような人には、ITコンサルタントの適性は高いように思います。

2. 実際の仕事を通じて感じること

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1にて仕事の内容のイメージやどのような方に適性があるかについて理解いただけたと思います。ですが、実際に仕事をしてみると「こういうことを感じる」、あるいは「こういうことが難しい」というのは出てきます。それらに具体的に答えるとすれば、実践的な要素を挙げるとすれば、例えば「スピード」や「高いパフォーマンスを維持し続けること」といったことが挙げられます。

まず「スピード」についてですが、これはただ作業が早くこなせるということを指しているのではなく、未経験の領域について自力でキャッチアップできる力や、理解のスピード、PJ(プロジェクト)に順応していくスピード等も含まれます。これらは個人のセンスに左右する部分もあるでしょうが、実際には多くの人が、努力や人間性という面が問われていることだと考えているようです。また「高いパフォーマンスを維持しつづけること」についてですが、これはスピードを長期的に維持することも含まれます。瞬発的に力を発揮するのではなく、ある程度の期間、継続して高いパフォーマンスを継続していくことは、実際にやってみないとわからないハードさがあると思います。

パフォーマンスを維持していくためには、モチベーションがひとつのキーになると思います。やはりその仕事に対して、「自分の専門領域である」「何かしら興味の持てる要素がある」「自分の成長につながっている」など、何らかのモチベーションにつながる要素がある人は、プロジェクト単位できっちりとやりきれる人が多いです。単純に努力を続けられるということだけでなく、個人の興味なり好奇心という部分も大切だと実感しています。

3. 次回(第3章)に向けて

今回はITコンサルタントの仕事内容についてということで、1.仕事内容と 2.実際の仕事を通じて感じることについて述べました。1は知識的な部分で、2は実際にITコンサルタントとして働いている人の感覚的な部分について触れました。

次回(第3章)はITコンサルタントのキャリアパスについて述べたいと思います。

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