他人と違うところを探そう | ケンゾウの戦略コンサル物語 | IT転職 エージェント リーベル


ケンゾウの戦略コンサル物語

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筆者プロフィール: ケンゾウ
大学院修了後、メーカーでエンジニアとして勤務。その後、外資系の戦略コンサルティングファームに転職。幾多の苦労を重ねながらも、数年間をそのファームで過ごした後に卒業し、現在は投資ファンドで働いている。

第40話
他人と違うところを探そう

他人との違いはバリューの源泉

こんにちは、ケンゾウです。前回のコラムでは、さかなクンについて書いてみましたが、さかなクンの事例に限らず、戦略コンサルの仕事をするようになって常々思うのは、「他人と違うことは価値がある」ということです。

私もそうですが、幼少から日本で普通に教育を受けると、他人と違うことは恥ずかしいことと刷り込まれ、出来るだけ他人と同じ行動を取るような習慣が身についてしまうと思いませんか?これは、日本人の集団としての強さを形成する要因としての素晴らしさがある一方で、個人としての強さを削いでしまうというマイナスの側面もあります。

そこで私が声を大にして言いたいのは「他人と違うことは価値があることだ」ということです。不思議なもので、「独自性がある」「ユニークである」と言うと褒め言葉に聞こえますが、「他人と違う」と言うと、何だか「変わり者」「変人」といったニュアンスを感じてしまいます。ですが、私は同じことだと思っています。

もしあなたの「出来ること」や「考え方」が、他の多くの人と同じであれば、あとは「性能」か「安さ」で競争するしかありません。つまり、より仕事が早い人、より給料が安い人に、仕事が集中してしまいます。出来れば、そういう競争には巻き込まれたくないですよね。

一方で、出来る事や考え方が他人と大きく異なる場合、世の中でそのスキルへのニーズがある限り、自分に仕事が来る確率は極めて高くなるでしょう。しかも、競争が少ないので、言値で受注できるかもしれません。

違いの出し方・活かし方

では、他人との違いはどうやって出せばいいのでしょうか?先ずは自分で自分を客観視するところから始めるのが良いと思います。わかりやすいのは、現在の仕事、趣味、大学での専攻などで他人との違いを探すことでしょう。また、意外とあるのは、自分がコンプレックスに思っていること、自分が弱みだと思っていることが、実は他人との違いだったりします。

例えば私の場合、コンサルに移った時は、まわりにMBAが沢山いる中で、技術しか知らない(=ビジネスを知らない)ことがコンプレックスでしたが、逆に言うと、まわりに技術を知っている人が少ないことが、私と他人との違いでした。

そのことに気付いたとき、文系MBAの同僚が、技術用語が飛び交うIT企業やハイテク企業のプロジェクトを敬遠していることに気づき、更には、研究開発部門の改革というテーマのプロジェクトをやれるのはファームの中で自分しかいないということに気付くようになったのです。また、数学や統計のちょっとした知識やプログラムを組めることを活かすと、データ分析で付加価値を出せることにも気付きました。自分では「たいしたこと無い」と思うことでも、同僚から見ると非常に高度な専門知識に見えることがありますので、そういった視点で自分を振り返ってみると良いでしょう。

また、もう一つの違いの出し方として、複数の職種を経験してみることです。例えば私の場合、メーカーでの研究開発と戦略コンサルの両方を経験したわけですが、当時はエンジニアから戦略ファームに移る人は殆どおらず、両方が分かる人というのは転職マーケットではかなり希少な存在だったようです(私自身、エージェントから指摘されて初めて自覚したわけですが)。

米国の大学では、エンジニアリングを学びながら政治学を学ぶような、いわゆるダブルメジャー(2つの専攻を同時に学ぶこと)は珍しくありませんが、この様に、2つの職種を経験するだけでも、独自性が出せる場合も多いのではないでしょうか。無理に転職しなくても、上手く行けば、同じ会社の中で複数の職種を経験できるかもしれませんので、それを自分の独自性と自覚して磨いていくようなイメージです。

「他人との違い=独自性・強み」という視点で、改めて自分を見つめ直してみると、新たな発見があるかもしれませんね。戦略ファームの入社面接でも、他人との違いは、自己アピールとして有効ですし、今後のキャリア形成においても重要なポイントになるのではないでしょうか。

(次回につづく)

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