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NTTコムウェア株式会社 | 注目企業インタビュー

NTTグループ各社の事業を高度なICTで支援 グループ外企業向けのビジネスも着々と拡大中 | NTTコムウェア株式会社

NTTコムウェア

  NTTグループ約1000社のうち、主要8社の1社であるNTTコムウェア。1997年9月、NTTのソフトウェア部門が分社独立し、NTTグループのシステム開発を主要事業とするSIerとして誕生。以後、同グループの通信キャリア事業をICTで支えるとともに、グループ各社で必要とされる幅広いシステムを開発し、ビジネス拡大に貢献してきた。一方で、NTTグループ向け事業で培った大規模システムやネットワークの構築ノウハウを活かし、グループ外の企業向けのシステム開発事業にも積極的に進出。現在、売上の約2〜3割がグループ外事業となっている。近年はグローバル展開にも意欲的だ。
  ビッグデータやクラウド、AI、デジタルトランスフォーメーション(DX)などの最先端領域にもいち早く取り組み、新たな成長を目指す同社では、現在、キャリア人材の採用を精力的に進めている。詳細な事業内容や仕事のやりがい、求められる人材像などについて、同社総務人事部 人事部門 採用担当 担当課長の日下部優介氏と、同主査である小谷仁氏の2人に話を訊いた。

NTTグループ内のシステム開発を担う

NTTコムウェア インタビュー写真

総務人事部 人事部門 採用担当 担当課長
日下部 優介 氏

  「NTTグループのCIO(Chief Information Officer=最高情報責任者)補佐」―。同グループにおけるNTTコムウェアの立ち位置を、同社総務人事部の日下部優介氏はこう表現する。NTTグループに属する企業は現在、約1000社近くにも及ぶ。NTTコムウェアは、これらの企業のネットワークや、マーケティング、営業・販売、料金回収、顧客情報管理など日々の業務を遂行するのに不可欠な各種基幹システムを開発し、グループの事業を支える役割を担っているのだ。
「NTTグループとしてシステム統合等の最適化を検討する、あるいはグループ全体のIT戦略を推進する、といった際には、当社がその中心となります」と日下部氏は語る。

  また、NTTコムウェアではグループ外の一般市場へも積極的にその活躍フィールドを拡大している。現在、売上のうち、NTTグループ内が7〜8割、グループ外が2〜3割となっている。将来的にはNTTグループ内へのプレゼンスを維持しつつも、グループ外の比率をいっそう高めるのが目標だ。

  NTTコムウェアは、もともと約6000万件もの加入があったNTT加入電話の交換機のシステムなど、大規模かつ障害や誤作動が絶対に許されないミッションクリティカルなシステムを開発してきた歴史を持つ。それだけに「品質」へのこだわりは並大抵のものではなく、それがまた、同社の強みにもなっている。「炎上案件からも絶対に逃げない。それがグループ内外を問わず、お客様から信頼を得ている理由でもありますね」と日下部氏。また、ネットワーク関連については国内屈指の、極めて高度なノウハウを有している。

グループ内では大規模プロジェクトが続々。グループ外では金融系に強み

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総務人事部 人事部門 採用担当 主査
小谷 仁 氏

  NTTグループ内の事業で、最近の大型案件は、「PSTN(Public Switched Telephone Networks)マイグレーション」。簡単に言えば、現在の銅線(メタル線)を使った加入電話を全て、光回線を使ったIP電話に置き換えるプロジェクトだ。この際に用いられるほとんどのソフトウェアの開発をNTTコムウェアが行っている。加入電話のシステムは、ハードウェアは電話サービス提供会社の持ち物であっても、そのハードウェア上で動作するソフトウェアは開発したNTTコムウェアでしかわからないことが多く、同社の役割は極めて重い。

  もう1つ大きいのが、「NTTグループのシステム統合」だ。現在、NTTグループ内で同じようなサービスを提供していても、業務の流れが違うことがあり、それによって用いられるシステムやソフトウェアも異なる、ということが起きている。それを一つに統合しようというプロジェクトだ。
「これらのビッグプロジェクトが動いていることが、社内の人手が足らず、キャリア人材を積極採用する理由になっています」と同じく総務人事部の小谷仁氏は語る。

  外部の案件については、NTTコムウェアは金融系、特に大手をはじめとする銀行証券業界・生保業界に強く、近年も売上を着々と伸ばしている。コンサルティングを行いながら、営業支援や顧客対応、リスクマネジメントなどのシステムを担当することが多い。

  金融系ではさらに、RPA(Robotic Process Automation)を用いた業務効率化をはじめとするDX案件に取り組んでいるほか、AIやビッグデータなどを用いた最先端領域の案件を意欲的に推進。クラウドについても需要が高く、同社の独自のエンタープライズ向けクラウドであるSmartCloud(スマートクラウド)を用いた環境構築のほか、一般的なパブリッククラウドとSmartCloudを組み合わせたハイブリッドクラウドでの提案なども行っている。

  もちろん、金融系以外の幅広い業界業種のシステムも開発。「グループ外についても、お客様のデジタルトランスフォーメーションを積極的に提案・サポートしていこうというスタンスです。」と小谷氏。NTTグループ内の業務で開発した、例えば顧客受付システムやサービスオーダーシステムを、他の一般企業でも使える形にパッケージ化し、外販するというビジネスにも乗り出している。

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  NTTグループ各社と連携して、外部企業にシステムやソフトウェアを販売することも多い。例えば、NTT西日本の商品である、テレビでインターネットを楽しむための機器「光BOX」に、NTTコムウェアが開発したテレビの使い勝手を良くするアプリケーションをバンドルし、自治体などに販売する、というビジネスを展開中だ。これについては、テレビ画面で電力使用量を確認できるアプリをバンドルして電力会社に提案するといったことも行っているほか、今後、予備校や病院への導入等、将来的な成長が期待されている。また、NTTコムウェア開発のエンタープライズ用ビジネスメッセンジャーアプリ「シャナインTALK」を、NTTグループ内の通信キャリアを代理店として、通信回線とセットで企業向けに販売するというのもNTTグループ企業とのコラボレーションの一例だ。

サブスクリプション系のシステムをもう1つの柱に。グローバル展開も推進。

  前述したように、従来、NTTコムウェアは、NTTグループの通信システムをはじめ、重厚長大かつ緻密なシステム開発を主に手掛けてきた。そうした事業は維持しつつも、今後はもう1本の事業の柱として、サブスクリプション系のシステムを開発・提供していくことにも注力していく考えだ。
「ビジネスのスピードが早くなっている今、こうした取り組みは必要不可欠。『今すぐ、必要な分だけシステムを使いたい』というお客様に対して、パッケージを利用しつつ、オープンソースで、かつアジャイルな手法でスピーディーに開発を行うことで応えていきたい」と日下部氏は語る。

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  また、グローバル展開にもより積極的に取り組んでいく。NTTグループは2018年、NTT持株会社の傘下に新たにグローバル持株会社を設立するなど、グループ全体としても海外戦略に力を入れていく構え。すでにNTTグループの全社員約30万人のうち約12万人は海外で働いている状況だ。こうした中、グローバルでERPのようなシステムを導入し、NTTグループの事業を統合し、グループ全体のプレゼンスを向上させていく提案もNTTコムウェアでは見据えている。
NTTコムウェア自体の海外進出も盛んだ。大きなトピックとしては、アジアで大手の電気通信事業会社のコンサルティングを、同社が一手に引き受けていることが挙げられる。当該企業では現在、複数の電話網を統合するプロジェクトが進行中で、そこにNTTコムウェアの持つノウハウが必要とされているのだ。
「当該企業の担当部隊は、月の3〜4割は海外に行っていますね。また、当社は米国シリコンバレーにも拠点を持っており、そこで新規ビジネスの開拓や、有望なスタートアップ企業とのコラボレーション検討なども行っています」(日下部氏)

  こうした中、NTTコムウェアならではの仕事のやりがいは、どのようなところに感じられるのだろうか? これについて小谷氏は、「NTTグループのアセットを使いながら、世の中を変えるようなスケールの大きな仕事ができることではないでしょうか」と語る。

  日下部氏も「失敗も挑戦のうちという企業文化があり、若いうちからどんどん仕事を任せてもらえます。もちろん失敗したら理由は問われますが」と強調。さらに「社内には、とにかく技術が好きな人が多い。趣味でアプリを開発する人もいるし、特定分野で世界でも指折りの技術を持つ人も珍しくない。同じように技術が好きな人には、非常に面白く、また刺激を受けて成長していけるフィールドであることは間違いないと思いますね」と笑顔を見せる。

「育成の視点」と「挑戦心」を持つ人材を求める

NTTコムウェア インタビュー写真

  NTTグループ内の大規模プロジェクトが目白押しなのに加え、グループ外の一般市場向け、特に金融業界向けの受注が好調なこともあり、NTTコムウェアでは現在、キャリア人材の積極採用を進めている。求めるのはズバリ「即戦力」。課長一歩手前で部下が数人付く、いわゆるプロジェクトリーダーのポジションを、入社後ただちにこなしてくれる人材だ。

  最も重要なのは「育成の視点」があるかどうか。自分だけが成果を上げるのではなく、部下を育てながら、チームとして成果をあげることを常に考えているか、ということだ。
「仮に実力があっても、自分だけで仕事を捌いてきたという方は当社にはそぐいません。中途で入社される方には、あくまで管理職を目指していただきたいからです。1人で何でもやってしまうスーパーマンではなく、リーダーとしてプロジェクトをうまく取りまとめ、みんなで進めていけるかに注目しています」と日下部氏は語る。

  もう1つ欠かせないのが「挑戦心」。現状に甘んじることなく、自分から情報を収集したり、スキルを身につけたりして、新しいことに挑むことができるかだ。前出のように、同社では従来の重厚長大な開発だけでなく、アジャイル的なスピーディーな開発にも注力していく方針になっている。その際、自分で考えて動き、自分なりの情報ソースを活用しながら挑戦していける人でないと取り残されてしまう。ただ闇雲に動くのではなく、「論理的な思考能力」も必要だ。
  これまで採用したキャリア人材には、大手メーカーでシステム開発をしていたが、マルチベンダーでの開発に取り組んでみたいという人や、二次請け三次請けではなくプライムで直接顧客と接して仕事をしたいという人が多かったそうだ。

  「当社はNTTグループの仕事を主に手掛けていることから、グループのことしか知らない人も少なくない。キャリア人材には、外からの風を送り込んでくれることにも期待しています。『みんな普通に思っているみたいだけど、ちょっと違うのでは?』ということをきちんと指摘くださる方が望ましいですね」(日下部氏)

各種制度が整い、働きやすさは抜群

  NTTコムウェアの社風について、小谷氏は「ひと言で言えば『働きやすい』ですね」と笑顔で語る。各種制度がしっかり整備されており、安心して働ける環境だ。会社として「しっかり働いてしっかり休もう」という方針が徹底しているため、残業時間も部署にもよるが全体では月平均15時間ほど。22時以降は残業が原則禁止されている。ハラスメント研修もきちんと行われているため、社内で怒号が飛び交うような殺伐とした雰囲気とは無縁だ。「真面目で、任されたことを何とかやり遂げようとする人が多い会社だと思いますね」と日下部氏は言う。

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  同社の働きやすさは、『就職四季報2020年版』(総合版)に掲載されている約1300社から抽出された「平均勤続年数が長い会社ランキング」で、平均勤続年数25.5年と、2位にランクインしたことでも裏付けられている。(東洋経済オンライン 2019年3月15日掲載 https://toyokeizai.net/articles/-/270969)。「活躍フィールドが広いため、辞める人がほとんどいないんですよ」と日下部氏。女性社員の数も、入社10年目までだと3割程度と比較的高い。また、育休・産休などの制度も整っているため、出産しても戻ってきて働き続けるケースが多いそうだ。

  NTTグループの企業というと堅いイメージもあるが、決してそんなことはないそう。「部長クラスも担当者の話をきちんと聞いてくれますね。コミュニケーションで苦労したことはありません。風通しはかなりいいと思います」と小谷氏。社員同士の仲が良いのも特徴で、若手中心に部活動やサークルのような活動もさかんに行われているほか、部署対抗のソフトボール大会や若手のフットサル大会も、15年以上の長きに渡って開催され続けている。

  「当社にはこれまで培ったたくさんの社外秘のノウハウがあります。それをベースに自身の技術を伸ばし、今度は自分の経験を次世代へ受け渡していくことが可能です。技術力も資金力もあるので、やりたいことは何でもできるはず。ご自身の『これをやりたい』ということを明確にして、面接の場で熱くアピールしていただきたいですね」と語る日下部氏。恵まれた職場環境のもと、新しいことにどんどん挑んでいきたい人にはうってつけのステージになるだろう。

ライター プロフィール

荒濱 一(あらはま・はじめ)

1971年、東京生まれ。上智大学文学部教育学科卒。高校教諭、タイ・インドでの広告代理店勤務を経て、1998年からライターとして活動を開始する。現在、ビジネス(特に人材・起業)、IT/デジタル機器、著名人インタビューなど幅広い分野で記事を執筆するほか、広告コピー分野でも活躍。

◇主な著書
『新版 結局「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(高橋学氏との共著)
『新版 やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(高橋学氏との共著)

リーベルコンサルタントから一言

IT業界にいれば誰もが知っている企業だと思うのですが、実態として「どんなシステムを、どんな人たちが開発しているのか」まで知る人は意外と少ないのではないでしょうか。
同社の「グループ向け」というキーワードに惑わされてはなりません。約1000社近いグループ企業を相手にするそれは、システムも顧客も実に多種多様。大規模SIだけでなくAIやセキュリティなど幅広い技術が求められ、エンジニアとして成長環境そのものです。あなたからの挑戦をお待ちしています。

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