COLUMN
コラム:転職の技術
  1. IT転職リーベル ホーム
  2. コラム:転職の技術
  3. 技術は自ら触れることで理解が進む
第1282章
2026/09/25

技術は自ら触れることで理解が進む

お盆休みやシルバーウイークなどの連休が続きましたが、豪雨や台風などの自然災害も多く、残念ながら予定通りに過ごせなかった方もいるかもしれません。皆さんはどの様に時間を使いましたか?私はプライベートで少し時間を取ってAIに触れてみました。

IT業界や転職市場でも多くなってきたAI

私がAIに触れてみようと考えたきっかけは、IT業界や転職市場でもAIを目にする機会が更に多くなったためです。例えば、募集される求人も少し前はプロンプトエンジニアが多くなり、最近ではForward Deployed Engineerという職種も注目されています。1次面接にAI面接を導入する企業も徐々に増えており、レジュメをAIで作成することは既に多くの人が実施されているでしょう。私個人では今のところ仕事でAIを使用することはほとんどありませんが、触れておく必要はあると考えプライベートでAIに触れてみました。

実際に触れて分かったプロンプトの大切さと難しさ

簡単な動作をするプログラミングや予定の資料化など、色々とAIにプロンプトをして最初に感じたことは、同じプロンプトでも各AIによってアウトプットが異なることや、プロンプトに求める精度が異なることです。個人で使用するAIのレベルとは全然違うと思いますが、IT業界でプロンプトエンジニアという求人ができた理由を肌で感じました。各AIのそれぞれの強みを理解して適材適所のAIを選択、そしてそのAIの癖を理解したプロンプトを書くには、確かに専門人材が欲しくなると思いました。

更にFDEという新しい職種が注目されていることも理解しました。スポットでのAI活用ではなく、何が課題で何がしたいのかのニーズを理解してAI活用に繋げていき、継続した運用や改善まで担うのはクライアントからすると確かに心強いですね。

実際に触れて分かったAIの精度

これも実際に触れて理解したのですがAIは結構間違えます。プロンプトが悪いと言われればそれまでかもですが、人間では間違えない様なミスをAIがしたりします。例えば、個人レベルの使用ですと、固有名詞はよく間違えると感じました。また、「バ」と「パ」の様な、似ている文字も良く間違える気がします。これは各AIの特徴にもよるかもですが、日本語として理解しているAIと、画像として処理しているAIとの違いの差かなとも感じます。

そしてその間違いをプロンプトで指摘して修正すると、今度は正しかった部分が間違ってアウトプットされてきたりします。いわゆるデグレですね。これについてはプロンプトで差分処理を強調するなどである程度は防げることは理解したのですが、それでも完璧には防げませんでした。個人レベルの使用でこんな状況ですので、SIでのAI活用では相当な知識と経験が必要だと肌で感じましたし、プロンプトエンジニアやFDEはAI時代の新しい価値あるポジションだと理解しました。

自分で使ってみるとAIのアウトプットの特徴が分かり、この文章や資料がAIで生成されたものなのかどうかが何となく分かってきます。段々とユーザーのリテラシーも上がってきていますので、AIで作成したレジュメをそのままレビューせずに提出するという人は流石に減少しているとは思いますが、先程記載した通り、AIは人間では間違えない様なミスをすることもまだまだ多いので、履歴書や職務経歴書でAIを活用する際はご注意ください。AI時代ですので、AIを使ったということで評価を落とすということは時代的に無くなりつつありますが、AIのアウトプットを自分で丁寧に確認していないということで評価を落とすことにはなります。

もうSEから転職して10年近く経とうとしていますが、やはり技術は自分で触れてみて理解するものだと実感した連休でした。

筆者 南條 充
#関連記事

関連記事

注目のキーワード: