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第1108章
2023/02/24

仕事が忙しすぎて辞めたくなったとき

仕事が忙しすぎる、とにかく今の職場から離れたい、というきっかけで転職を考え始めた方に向けて今回はコラムを書きました。
転職活動のきっかけは皆さん様々です。キャリアアップのため、生活を安定させるため、新しい事への挑戦、などなど色んな気持ちで転職活動をスタートされる方がいらっしゃいます。そんな中、「忙しすぎるこの環境を変えたい!」という思いで転職活動を検討される方も少なくはありません。転職活動に割ける時間が限られている忙しい方々は転職活動をどのように進めていけばよいのか、3つのパターンに分けてご紹介します。

(1)忙しさが落ち着くまで待つ。

今のプロジェクトが終わればしばらくは落ち着きそう、繁忙期が過ぎれば時間がとれそう、など目処が立っている場合は、それまで待ちましょう。
どうしても忙しい時は早く転職しようと無理やり転職活動を進めたくもなりますが、いざプロジェクトが終わってみたら、冷静な判断をして、意外と現職に残った方が良いと判断される方もいます。冷静に判断をした上でそれでも転職すべきだと思えば、そこで転職活動をスタートさせたら良いです。忙しい中突っ走って転職活動をスタートさせ、その後やっぱり現職に残るとなると、無駄な苦労をしてしまう事にもなります。
また、忙しい中無理に進めると、準備が不十分な状況で面接に臨まざるを得なくなってしまいます。ベストな状態で面接を受けるためにも、可能であれば少しでも落ち着いたタイミングで転職活動をスタートされることをオススメします。どれだけ準備ができたかで選考結果が変わる事も多いです。

(2)忙しさが落ち着かないなら、工夫して進める。

今のプロジェクトが終わってもすぐに次が始まる、常に複数のプロジェクトが並行して走っていてとても落ち着くようなタイミングは無い、などずっと忙しい環境にいらっしゃる方もいますよね。その場合は待っていても仕方がないので工夫して進めていきましょう。
いつもの業務にプラスして転職活動が加わるので一時的に忙しさは増しますが、ずっと続けても先が見えないのであれば、思い切って始めてしまうのも手です。選考フローを短縮したり、受ける企業を絞ったり、面接を受ける頻度を少なくしたり、きちんと工夫をすればベストに近い状態で選考を受けることができます。
注意点として、時間が無い中ではありますが、くれぐれも周りから勧められるがまま闇雲に受けることはやめましょう。闇雲に進めると結果的に遠回りになってしまいますので、忙しい時こそ、どこを狙っていくのかきちんと練って進めていただければと思います。

本当に忙しすぎると転職することを諦める方もいらっしゃいます。ただ、外の世界を見ると全然違う世界が広がっているかもしれません。これだけ働いているのに全然評価されない、という方が、転職後に働き方を改善して高い評価を得られるようになったという事は全然珍しくありません。
そういう方は、がっつり転職活動をしなくても、例えば気になる企業1社だけカジュアル面談をしてみたり、1社だけ面接を受けてみたりするのも良いと思います。別の企業を少し知るだけでも今後を考える良い機会になるはずです。

(3)それも難しい場合は、辞めてから進める。

現職の業務と並行して転職活動を進めるのはどう考えても無理、という場合もあると思います。その場合は辞めてから進めるのもありです。例えば、毎日出社必須、夜遅くまで残業、とても休みを取れる状況ではない、という場合は並行して面接を受けることは難しいですよね。
離職してから転職活動をする場合は、転職活動を並行して進めることができなかった状況をきちんと説明すれば大丈夫です。ただ、離職期間が長くなればなるほど企業は「何かあったのでは?」と懸念を抱いてしまいますので、離職期間は短期間で済むよう工夫をしましょう。できれば、在職中に企業選定や面接準備などは済ませておいた方が良いです。

<離職期間を見た時の、とある選考官の気持ち>
1か月の離職期間 :前職忙しかったし、辞めてから転職活動するしかないよね。
2か月の離職期間 :すこしゆっくりしてスタートしたのかな。
3か月の離職期間 :何か体調に問題があるのかも?
4か月の離職期間 :何か理由があるのでは!

離職期間をどれだけ気にするかは企業によっても選考官によっても様々です。ただすぐ働ける状況なのであれば、出来る限り懸念を生まないよう、早めに進めていただいた方が良いです。そして、もし辞めてから転職活動をしようと考える場合は、職場に伝える前に一度エージェントに進め方を相談していただくと安心かと思います。

忙しすぎて辞めたいと思った時、どういった進め方が良いかは転職者さんの状況によって異なります。悩むときは一度ご相談ください。

筆者 古川 珠里
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