CCIEホルダー対談 〜僕らはこうして、「ネットワークの神様」になった!〜(2/3) | CCIEホルダー のなめらぼ | IT転職 エージェント リーベル

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CCIEホルダー対談 〜僕らはこうして、「ネットワークの神様」になった!〜
ネットワークエンジニアの最高峰資格「CCIE」に20代で合格したエキスパート2人にリーベル高田が迫る!

モチベーションをどう保つ?

「周囲に『CCIEを取得する!』と宣言しまくっていた」(森田)
「転勤を申し入れ、あえて知り合いが誰もいない環境に身を置いた」(岡田)

高田 2000時間という数字が1つの目安になりそうですね。ただ、森田さんのように、合格するまでに5回も落ちると、モチベーションの維持も大変だと思うんですよ。どうやってモチベーションを保ったんですか?

森田 私は、そもそもモチベーションの上がり下がりのブレが、他人に比べると小さいほうで。コンスタントに勉強するのはそんなに苦ではなかったんです。
とはいえ下がる時は下がるんで、私の場合、それを防ぐために、周囲に「自分はCCIEを取得する!」と宣言しまくっていましたね。言ったからにはやらなくてはいけないし。

高田 サッカーの本田圭佑さんみたいに、周囲に宣言することで自分を追い込み、奮い立たすというか。もはやアスリートですね(笑)

森田 そんな感じですね(笑)。それと、私には「常に勉強をしていたい」という想いはあるんです。正直、4回も5回も落ちるとモチベーションが壊滅しそうになるんですが(笑)、じゃあ受けるのをやめたとして何の勉強をする? となると、結局、CCIEしかないんですよ。なので、また少しずつ勉強を始めて、モチベーションを立て直すわけです。

高田 無限ループじゃないですけど、そこに戻ってきてしまうと(笑)。では、岡田さんは、どのようにモチベーションを維持していたんですか?

岡田 周囲の人に「CCIEを取得する」と言いまくっていたのは、森田さんと同じですね。当時付き合っていた彼女にも、「自分はどうしてもこの資格を取りたいから」と話して。デートで一緒にファミレスに行っても、僕は勉強して、彼女はその間、塗り絵をして待っているみたいな感じでした(笑)

高田 ははは! なぜ塗り絵なのかは置いておくとして。

岡田 電車で移動中も、僕はずっと勉強していて口をきかない。その結果、彼女とは別れることになってしまいましたね…。

高田 うわっ、結局別れちゃったんですか! 犠牲にしたものは大きかったですね…。

岡田 そうですねえ…(遠い目)。あと、東京にいると、友達も多いのでどうしても遊びたくなってしまう。そこで、名古屋への転勤に手を挙げて、あえて周囲に誰も知り合いがいない環境に自分を置くことにもしました。

高田 どこまでストイックなんですか!(笑)

岡田 名古屋に行って、仕事が終わった後に勉強をして、夜中にコンビニに夜食を買いに行くと、楽しそうに買い物をしているカップルがいたりするわけですよ。切なかったですね…。

高田 キツイですねえ…(笑)。それでも同僚や先輩から、「ちょっと飲みに行こう」みたいになる時もあるじゃないですか? そういうのは全て断っていたんですか?

岡田 そこはケースバイケースですね。人付き合いを完全に切ってしまうのもどうかと思いますので。そのため、僕は「朝、起きてから、会社の業務時間が終わるまでに、最低3時間は勉強時間を取る」ことは厳守していたんです。そうすれば、飲みなどの予定が入っても、「今日はとりあえず3時間の勉強はクリアしているから」とストレスを感じなくて済みます。そういう「ストレスを感じないようにするスケジューリング」は意識してやっていましたね。

高田 たしかにストレスがかかりっぱなしでも長続きしませんもんね。

迫りくるプレッシャー

「筆記試験の有効期限3年がギリギリに」(森田)
「1回20万円のガチャガチャを回しているようなもの。退くに退けない」(岡田)

森田 ストレスやプレッシャーの話でいうと、CCIEは筆記試験に一度合格すると、3年間有効なんです。その3年の間に実技試験に合格すればいいんですが、これがまた難しい。私は、何度か実技試験に落ちているうちに筆記試験合格の3年の有効期限がギリギリになってしまい、今回落ちたら筆記試験からやり直し、というところまで追い詰められていました。

高田 うわ〜! それもシンドいですね。

森田 ただ一方で、私の場合、受験費用は会社が負担してくれていたので、金銭面のプレッシャーはかからなくて、それは助かりましたね。何といっても実技試験は1回20万円ですから。岡田さんはどうだったんですか?

岡田 僕は、1回目は会社が出してくれたのですが、その後、ベンチャー企業に転職したので、2回目からは自腹です。たしかにプレッシャーはデカいですよね(笑)

高田 そうでしょうね…

岡田 仮にCCIEの資格を取るのを断念したとしても、勉強したことは間違いなく自分の役に立つはずです。けれども「資格を持っているか、いないか」の話になると、どんなに惜しいところまでいっていても、「持ってない」となる。ゼロかイチかしかないんです。言ってみれば、僕らは1回20万円のガチャガチャを回しているようなもの。2回目の受験が終わった段階で、もう40万円ブチ込んでいるわけですから、退くに退けないんですよ(笑)

森田 高いガチャガチャだよね(笑)

岡田 ただ、僕の座右の銘で、「諦めなければ挫折しない」という言葉があって。CCIEは現時点で6万3000人、僕が取った時点でも5万8000人が取得しているわけです。だから僕も、諦めずに努力を続けていれば必ず取れるはずだ、と自分に言い聞かせていました。

高田 メンタルの強さも求められますね。

CCIE取得は業務にどう役立つ?

「一次情報を読むクセがついた」(岡田)
「同じ。それができると顧客に説明する際も説得力が違う」(森田)

高田 CCIEを取得して、実際、日々の仕事にはどう役に立っていますか?

岡田 大きく3つあります。1つ目は、「英語で書かれた一次情報を読むクセがついた」ことです。「デキるエンジニア」と「デキないエンジニア」の違いって、実はここにあると思うんです。デキないエンジニアは、誰かが書いたブログのような二次情報から情報を得ようとする。それに対して、デキるエンジニアは、「この技術はどうやって生まれたのか」とか「どういう仕様なのか」といった一次情報をしっかり読みます。何か仕事でつまずいたり、未知のことにチャレンジしたりする時も、一次情報にアクセスするマインドが備わっているので、解答を得るのが速いんです。そもそも、トラブルが起きた理由をお客様に説明する時に、「このブログにこう書いてあったから」なんて言えないですしね(笑)

高田 たしかに(笑)

岡田 2つ目は「実技試験で得た知識・技術を仕事で活かせる」ことです。CCIEには実技試験があるので、日常的に自分の手を動かして、ネットワークを構築したり、トラブルシューティングにあたったりしていないと絶対に合格できません。それは裏を返せば、実技試験のために勉強したことが、実際の仕事でも即、役立つということにほかなりません。
3つ目は「受けられる仕事のレベルが上がる」ことです。手前味噌になりますが、CCIEは、持っていると「ネットワークの神様」と言われることがあるほど、難易度が高い資格なんです。それを取得しているということで、「ならばこういう仕事もできるよね」と、レベルの高い、チャレンジングな仕事を与えてもらえ、さらに成長しやすい環境に身を置けます。

森田 岡田さんに全部言われちゃったなあ(笑)。とりわけ「一次情報に当たれるようになる」ことは非常に大きい。ブログなどの二次情報は概要を掴むのにはいいんですけど、それだけに留まらず、一次情報にしっかりアクセスするようにしておくと、お客様に説明する時なども説得力が全く違います。

高田 これはCCIEに限らず全エンジニアに言えることかもしれませんね。私自身、ブログをあてにして痛い目を見たこともありましたので、非常に参考になりました。

<岡田さんへ>2回の転職をした理由は?

「他人は変えられない。ならば自分が環境を変えるしかない」(岡田)

高田 同じCCIE取得者でも、岡田さんはすでに2回転職をして3社目。森田さんは一度も転職をしていません。なぜ転職をしたのか、しないのか、を含めて、「転職」に対する考えをお聞かせ願えますか?

岡田 僕が最初に勤務していた会社には、入社当時、CCIE取得者が誰もいませんでした。実はその後、取得した人が出たんですが、その人も取得してすぐに会社を去ってしまい(笑)。正直、ネットワークエンジニアを名乗っているのに、CCIEを取得しようとしないのは、志が低いんじゃないかと。CCIEどころか、周囲にはCCNPを持っている人もあまりいないし、勉強しているようにも見えない。もっと切磋琢磨できる環境に身を置くべきだと思ったんです。

高田 それで弊社に相談にいらしてくれたんですよね。2017年の夏でしたね。

岡田 ええ。その結果、おかげさまで大手SIerや大手コンサルティング会社からも内定をいただけたんですが。一方で、その頃私は、CCIEの勉強会にも参加していて。当時は名古屋勤務だったので、開催のたびに上京していたんです。

高田 勉強会のためだけに毎回上京というのも凄いモチベーションですね。

岡田 その頃はとにかく、CCIEを取りたいという想いが強かったですからね。その勉強会で、CCIEに挑戦中の会社経営者と知り合って。CCIEを取るには、そういう方と一緒に仕事をするのが近道だと考え、その会社に入社しました。だから1回目の転職は、「CCIE取得に向け、自分の環境をアップデートするため」です。

高田 なるほど。

岡田 その会社には、すでにCCIEを取得している人もいて、実際、レベルの高い業務も経験でき、2018年10月には念願のCCIEも取得できました。
CCIE取得後、2019年に入ってから、改めて自分のキャリアを考えたんです。その結果、「もっと自分をグローバルに広げていきたいな」と。今、世界の企業の中で、時価総額のランキングを見ても日本の会社は少ないですし、外資の会社の社員のほうが、日本企業の社員よりも勉強している人が多いようにも感じる。将来、どんな状況になっても自分が困らないようにするために、外資系企業にチャレンジしたいという想いが強くなってきました。

高田 それで外資系に2度目の転職をされたと。

岡田 はい。CCIEの勉強をする過程で、CCIE取得者の友人知人がたくさんできていて。その中の外資系企業に勤める方に「ウチに興味はないか?」と声をかけてもらい、転職に至りました。

高田 CCIE取得が、転職にも大きく関係しているんですね。

岡田 そうですね。僕は常に「自分が影響できる範囲か、そうでないか」を意識して、明確に分けるようにしているんです。例えば、年収を上げたいと思った時に、会社の給与テーブルがある以上、いきなり「給料を500万円上げてください」と言っても無理じゃないですか? 周りの人の技術レベルが低いことに不満を感じていても、僕が勉強しなさいという話ではないですし。そうなると自分が環境を変えるしかない。その手段が転職だったわけです。

高田 よくわかりました。もう少し岡田さんにお聞きしたいんですが、転職に際し、CCIEを取得していることはどのように評価されましたか?

岡田 1回目の転職の際も、すでにCCIEの筆記試験は合格していて。転職相談をしたリーベルさんからも「まだ社会人2年目なのに凄いですね」と言っていただきましたね。大手SIerやコンサルティング会社から内定をいただけたのも、それが評価された面があったと思います。実際に入社したのも、CCIEの勉強会で知り合った方が経営している会社でしたし。
また、2回目の転職をするにあたっても、ビジネス用のSNSであるリンクトインにCCIEを取得していることを書き込んだところ、名だたるIT企業数社から「面接に来てみませんか?」とお誘いをいただきました。評価の高さを実感しましたね。念願の外資系企業に入社したのも、CCIEを取得していたからこそ声をかけてもらえたわけですし。

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