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「開発」と「教育」の二本柱で着実に成長 「技術好き」の人材が伸び伸びと働く | 株式会社カサレアル

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カサレアル

  1999年にJava/EJBに特化した独立系SIerとして産声を上げたカサレアル。当時、世の中にJavaのエンジニアが不足していたことから、システム技術者向け技術研修事業にも参入。「開発」と「教育」を事業の二本柱として走り出した。Java関連の書籍を積極的に出版していたことでもエンジニアに知られている。以後、EC系の開発支援などで技術力の高さを評価され、2007年には楽天と資本提携。さらに2009年にはテクマトリックスと資本提携してグループに入り、「第二の創業」を果たした。
  創業20年を超えた現在も、ビジネスソリューション事業(開発)とラーニングサービス事業(教育)の両輪で事業を展開。社員数は60名を超えた。ビジネスソリューション事業では業務システム、Webサービスの『システム開発サービス』や、システム・アプリの『開発支援サービス』を手掛け、特に最近は仮想化の新潮流であるコンテナ技術やクラウドネイティブ技術に強みを持つ。さらにシステム開発におけるテスト業務の自動化支援をはじめとする『業務改善支援コンサルティングサービス』にも注力しており、新たなビジネスの柱となりつつある。
  一方、ラーニングサービス事業では、サーバーサイドおよびクライアントサイド、さらにはPivotalやAppleのベンダートレーニングといった技術領域で教育サービスを提供する。『新入社員研修』や『オープン研修』、顧客の要望に合わせた『カスタムメイド研修』など幅広いメニューを、全て自社内でコンテンツを開発して用意。近年は毎年30%以上という急激なペースで売上を伸ばしており、今や同社の大きな収益源となっている。
  社名の「カサレアル」はスペイン語で「真の家」の意味であり、「この家から世の中をより良くする人材とシステムを送り出したい」という願いが込められている。その願いを実現するために、同社では日々、どのように業務を推進し、また今後、どのような人材を迎え入れたいと考えているのか。代表取締役社長の窪 伸一郎氏に話を訊いた。

「開発」と「教育」両部門がお互いに知見をフィードバック

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  カサレアルの特徴は、「開発」と「教育」の2本の柱で事業を展開している点だ。「そして、まさにそれこそが、当社の『強み』の源泉にもなっています」と、同社の窪社長は力を込める。

  同社ではJavaのプログラミングをはじめ、様々な研修を提供しているが、ただ研修を行っているだけでは、現場で必要とされている内容との乖離が起こりかねない。その点、同社の場合、実際に現場で日々、システム開発を行っているエンジニアが、教育事業のメンバーのすぐ隣にいる。彼らから「現場では新たにこういう課題が出てきている」「こういう内容はすでに現場では必要とされていない」といった意見を受け取り、研修コンテンツやカリキュラムの開発にフィードバックしていくことが可能なわけだ。

  教育からシステム開発へ、という逆のパターンもある。研修を受講する顧客企業は、各々の研修のテーマに対して課題を持っているからこそ受講するケースがほとんど。また、研修で、ある製品の使い方を学んでも、それを自社でどう実装するかで悩んでいるケースも多い。そうした課題の解決をシステム開発部門が助ける、という形でビジネスに繋げるわけだ。

  「当社では、『シーズを追うよりもニーズを拾う』ことを重視しています。開発も研修も、お客様の課題解決に役立つものでないと意味がない。その意味で、開発部門と教育部門が連携している意味は大きいと感じますね」と窪社長は自信を見せる。

  「親会社」の立場にあるテクマトリックスとの関係においても、Win-Winの補完関係が成り立っている。テクマトリックスは技術商社的な一面を持ち、システム開発の中のテスト工程に用いるテストツールを、商品として取り扱っている。特に品質管理系のツールでは大きなシェアを持つ。

  ツールを導入した各社は、それを有効活用するためのノウハウを必要としている。使い方の教育はもちろん、そのツールを使って実際にシステムを作る上での技術支援も求められる。そうした部分をカサレアルが請け負うわけだ。もちろん、カサレアルが顧客をサポートする上で得たノウハウは、テクマトリクスにフィードバックし、ツールのよりいっそうの高度化に役立てられる。まさに理想的な循環といえるだろう。

開発メンバー全員にマネージャーの意識を求める

  「開発」を行うビジネスソリューション事業でこだわっているのは、プライム案件しか扱わないことだ。「やはりお客様と直接やり取りしないと、ニーズを的確に汲み取れない。この人数で、何百人月みたいな大規模開発は回しきれないので、体力に応じた規模で、当社の強みを発揮できる案件を受注するようにしています」と窪社長。通常、3〜5名のチームで動くことが多い。以前はメンバーの8割ほどが顧客企業に常駐していたが、現在、それは3〜4割に留まっており、自社内での開発が増えている。通常のシステム開発の案件よりも、業務改善支援コンサルティングサービスが伸びており、社内の情報共有を密にしたいという考えから、将来的に、常駐は削減していくつもりだ。

  開発に際し、プログラマ(PG)、プロジェクトマネージャー(PM)といった役割に縛られていないのも同社の特徴。その理由を窪社長は以下のように説明する。

  「メンバー全員にマネージャーの意識を持ってお客様と接してもらいたいから。一方で、当社は技術力をウリにする企業だけに、マネージャークラスの人材も、マネジメントのような上流工程だけをやるのではなく、プログラミングなどのしっかりした技術も有していてほしいのです」

  こうした背景から、これまで他社で大きなシステムの上流工程のみを長年担当していた人材が、「プログラミングも含めて、上流から下流までシステム開発の全体を担当できるようにしたい」という理由で同社に転職し、活躍しているケースも多いという。

  ビジネスソリューション事業の中でも、急成長している業務改善支援コンサルティングサービスは、システムの開発プロセスにおける、特にテスト業務を自動化することで、より高品質なシステムを効率的に開発できるよう支援するものだ。まずはヒアリングにより顧客企業の環境調査を行い、続いて、自動化に向けてどのようなツールを導入するか、どう使うと効率が上がるかを検討して改善案を提出。その後は実際のツール導入から、それを使いこなすための教育、社内への定着まで、一貫して担当する。

  現在はテスト業務の自動化がメインだが、近年、クラウドの利活用を前提としてシステムの設計・構築を行う「クラウドネイティブ」が広まりつつあることから、この分野における開発生産性向上・品質改善の支援コンサルティングにも力を入れていく構えだ。

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研修教材・カリキュラムは全て自社内で開発

  一方、「教育」を行うラーニングサービス事業においては、「コンテンツ開発力」が最大の強みとなっている。同社では、ただ出来合いの教材で研修を行うのではなく、幅広いメニューの教材やカリキュラムを、全て自社の講師たちが開発しているのだ。ここは他社が追随しようとしても容易に真似できないところ。「実践力」をキーワードに、「現場で役に立つ教育」をすることに徹底的にこだわっている。

  「人に教えるためには、その技術について誰よりも深い知識を持っていることが必要だし、自身の技術のアップデート、最先端技術や業界動向へのキャッチアップも不可欠。メンバーは日々、かなりの努力をしていますね」と窪社長は言う。

  ラーニングサービス事業のメンバーには、ビジネスソリューション事業から異動した人もいる。同社ではスキルアップのために、現場で開発を行っている若手が、顧客企業の技術研修でサブ講師を務めることもあり、そこで適性を見出されたり、自分でも教育に関心を持ったりした結果、講師への道に進む可能性もあるわけだ。同社ではトレーナー教育のカリキュラムも備えているので、半年から1年以上かけて、しっかりと一人前の講師に育て上げる。このようなキャリアパスがあるのもカサレアルの面白いところだろう。

「成長意欲」と「チームで動けること」は絶対条件

  カサレアルでは現在、ビジネスソリューション事業・ラーニングサービス事業の双方で、キャリア人材の積極採用を行っている。開発・教育、どちらの職種においても、何より重視するのは「成長意欲」と「学びが好きであること」。また、人が1人でできることには限界があるとの考えから、「チームで動けること」も欠かせない。

  その上で、開発に携わるエンジニアには、窪社長が前述したように「1人ひとりがマネージャーとしての意識を持つこと」も求められる。

  「お客様が何を必要としているか感じ取る『感度』が大事。物事を常に『お客様軸』で考えてほしい」と窪社長。また、同社は教育事業を行っている会社だけに、顧客企業からも高度な技術力を期待される。そこに挑んでいこうという気概も必須だ。

  ラーニングサービス事業に関わる人材については、他のIT教育機関で講師やコンテンツ開発を行っていた人はもちろん歓迎。技術のユーザーコミュニティに参加して発表などを行っていた人が、教育のプロを志して同社に入社し、講師として活躍しているケースもある。また、教育事業未経験でも、意欲と適性さえあれば前出のとおり、開発で経験を積んだ後に講師に転身する道も開けている。

  「技術者として自分が身につけてきたことを後世に伝えることで社会に貢献したい。それくらいの大きな気持ちを持った人にいらしてほしいですね」と窪社長は期待を込める。

  転職して来た人に対するサポート体制も万全だ。まずはその人の現在の技術レベルのアセスメントを行った上で、不足している部分を個別にトレーニングしていく。1ヶ月程度は課題を出してそれを作ってもらう、といった形で研修を行い、その後、実プロジェクトに配属されることとなる。

  トレーニングは、自社で幅広い研修メニューを揃えているだけに、まさにお手のもの。また、プロジェクトに加わり現場に出てからも、自分の持つ技術に不足を感じたら、必要に応じて自社の研修を受講してスキルアップを図れる。意欲さえあればいくらでも学べる環境だ。

活発にコミュニケーションを交わしつつ効率的に働く

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  「技術好き」が集まっているだけあって、社内では技術にまつわる議論や意見交換も頻繁に行われている。「シーンと静まり返って作業をしている企業もあるでしょうが、当社は割と賑やか。むしろ、ちょっとうるさい時があるくらい」と笑う窪社長。そうしたコミュニケーションの中で、各自が持っている技術やノウハウを共有できるのもメリットだ。

  社内には大量の技術書籍が置かれており、社内勉強会も活発に行われている。また、社外の技術者コミュニティなどに参加し、意欲的に活動している人も多い。こうしたことから、どこかアカデミックな雰囲気が漂う。

  効率的に働く意識が定着していることから、ダラダラ遅くまで残って仕事をする人もいない。17時半の終業のチャイムが鳴るとともに、パラパラと人が帰り始め、18時を過ぎると残っているのは半数以下。転職して来た人も最初は驚くが、次第に自分も仕事の効率を高め、早く帰ろうと意識するようになるそうだ。有給休暇もほぼ全て使い切る人が多い。プライベートも大事にしつつ、とメリハリをつけて仕事をすることが可能だ。

  意識の高い、恵まれた環境の中、技術を存分に伸ばしていける―。その意味で技術志向のエンジニアにとって理想的といえるカサレアル。ただし、いくら技術が好きでも「自分のやりたいことだけをやる」人材は求められていない。窪社長が強調するように、大事なのはあくまで「顧客に軸足を置く」こと。自分の技術を高めつつ、その技術で顧客のニーズに応えたい、という意識を持つ人材にとっては、またとない選択肢になるはずだ。

ライター プロフィール

荒濱 一(あらはま・はじめ)

1971年、東京生まれ。上智大学文学部教育学科卒。高校教諭、タイ・インドでの広告代理店勤務を経て、1998年からライターとして活動を開始する。現在、ビジネス(特に人材・起業)、IT/デジタル機器、著名人インタビューなど幅広い分野で記事を執筆するほか、広告コピー分野でも活躍。

◇主な著書
『新版 結局「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(高橋学氏との共著)
『新版 やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(光文社)(高橋学氏との共著)

リーベルコンサルタントから一言

私がJavaのエンジニアだったころ、自宅でアプリケーションを作ろうと思い、手に取ったStrutsの書籍を書いていたのがカサレアルでした。
また、ITコンサルタント時代に技術面でプロジェクトを支えてくれたのもカサレアル出身の方でした。カサレアルは、個人的にも身近な存在です。
弊社からの紹介で入社された方々も、エンジニアとしての成長はもちろん、やりたいことを自ら発信し、それが実現できています。
事業としても年々進化を遂げているカサレアル、さらなる成長が楽しみな企業です。

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