プロジェクトで“自分が”何をしてきたのかを明確に
まず、職務経歴書とはあなた自身をプレゼンするツールだという認識を持ってください。そう考えると、具体性を持って書かなくてはいけないことがわかるはずです。例えば、表形式で「担当言語:Java(中級)」では、あなたがJavaで何ができるのか、どんな規模のものを書けるのか、人事には具体的に伝わりません。
担当してきたプロジェクトに対し、次の内容は必ず盛り込みましょう。 ●ポジション ●メンバー数 ●期間 ●プロジェクト規模 ●業務のテーマ ●業務内容の詳細(顧客折衝/要件定義/基本設計 等) 特に重要なのが、「業務内容の詳細」についてです。テーマを具体的に書き、それに対してあなたが何をしたのか(プロセス)、その結果どうなったのかをしっかりと記載します。是非、あなたの仕事振りが見えるくらい書き込んでください。プロジェクトの数があまりに多い場合(5~6以上)は、得意な業界のプロジェクトや、直近に経験したものを抜粋して書き込み、それ以外は要約しましょう。また、応募先がコンサルティングファームであることを考えて、文章からも論理的思考力が推量されることを考慮して書類をつくることも重要です。
ここで書き込んだ業務内容の詳細がそのまま自己PRにつながります。業務詳細を書くときに「プロジェクト全体の流れを見てきた」ことや「ユーザーが何を求めてお金を払ったのか常に考えていた」ことなどを盛り込めば、あなたの仕事に対する姿勢や実力は自然と伝わります。
以上のアドバイスを踏まえた職務経歴書がどのように改善されるのか、アドバイス前と後のサンプルを比較してみましょう。
アドバイス前の職務経歴書
応募するポジションにマッチするか方どうか伝わりにくいです。マッチする経験をアピールできるように記述しましょう。
アドバイス後の職務経歴書
どのような業務に関して改善を行ってきたか理解でき、ITコンサルタントとして資質を持っている方なのか伝わります。