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コラム:転職の技術

第889章

内定が出ても気を抜くな

— 企業は「一緒に働きたい人」を採用する —

2019年3月29日

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転職希望者の方が最終選考に合格し無事「内定」と言われること。
これはエージェントであれば誰しもが大きな目標にしていることでもあります。

ただし、「内定」と言われても安心はできません。
気を抜くと企業から「やっぱり来なくて良いかも…」と思われてしまうこともあるのです。

「最終選考合格=内定」ではない

そもそも「内定」とはどういう状況を指すのでしょうか。
諸々の定義はありますが、私は「選考に合格して稟議が下り、さらに通知書が発行された状況」と説明しています。最終選考に合格しても、稟議が下りていなければ「内定」とは言えません。あくまで「選考に合格した」というだけです。過去に私が担当した方で、最終選考に合格しても内定に至らなかったケースがありました。

その方は大手外資系コンサルティングファームを受け、最終選考合格となりましたが、その後本国の稟議が下りなかったためお見送りという結果になってしまいました。日本法人としてはぜひ採用したい人材だったが、本国の採用方針にはマッチしなかった、という理由でした。非常に悔しい思いをしましたが、この結果が覆ることはありませんでした。

上記のような事例は多くはありませんが「最終選考合格=内定」ではないことをご認識いただければと思います。

内定取り消し、は実は無い

まず前提として、虚偽の書類で応募していた場合や、健康診断の結果、業務に支障をきたす場合などを除き、中途採用において内定通知書まで発行された状況で、企業の都合で理不尽に「内定取り消し」と言われるケースは通常あり得ません。企業も慎重な検討の上で内定通知書を一度発行しており、その後何を思おうと企業側の都合で「取り消し」とは出来ないためです。
(極端な事例として「その会社に粉飾決算が発覚した」と言う場合や「経営陣が逮捕されたため事業存続が出来ない」というような場合は除きます)

ですが、それ以外の理由で、結果として好機を逃すことになってしまうケースがあります。

ケース1)優柔不断・他者比較によって企業側の意向度が下がるケース

基本的に内定が出ると「内定受諾」までの期限は1週間前後になるものですが、内定が出てからいつまで経っても決断しないことで「期限切れ内定取り消し」になってしまうケースがあります。
転職すべきか悩むのは普通であり、良く考えて決めるべきではあるのですが、内定後にあまりに悩んでしまい決断しないでいると、企業側は時間が経つにつれ、面接で言っていた志望動機や熱意が嘘だったのかと疑ってしまったり、もし来てくれないなら早く別の人に内定を出したいと思ってしまうかもしれません。「取り消し」ではないものの、企業側の熱が冷めてしまうことは大いにあり得ます。

ケース2)オファー面談や内定後会食での態度によって企業側の意向度が下がるケース

また、内定となった場合、企業側がオファー面談という形でざっくばらんな会話の場を設けてくれる場合があります。オファー面談は、これまで面接では聞きにくかったような人事制度や福利厚生、実際の残業時間などに関してもフラットに伺える場でもあります。
(また、場合によっては、現場の社員との会食を設けてくれることもあります)

ただし、いずれにしても「一緒に働くことになるかもしれない方々」であるため、気を緩めすぎては行けません。

最終選考まではしっかりと対応していたにも関わらず、オファー面談時に急に横柄な対応を取ったことで「そんな対応を取るならばうちではうまく馴染めないと思う」と直接言われてしまった方がいました。

また、オファー面談時に(既に社長決裁が通り稟議が下りているにも関わらず)「他社はこれだけ出してきたんだけど?」としつこく年収交渉をしてしまったことで、「弊社での評価は提示の通りのため、それ以上を望むなら他社に行ってくれて構わない」と厳しく言われてしまった方もいました。

一緒に働きたい方を採用する

最近、もっぱら転職を促す広告も多いこともあり「売り手市場だしこっちから見極めてやる」というスタンスの方が多いように思います。
ですが、企業も面接官も結局同じ人間です。自分がされたら嫌なことは企業も嫌であり、いくら内定後であっても「一緒に働きたくない」と思われてしまうこともあるのです。

内定が出たとしても偉ぶらず、今一度冷静に考え、
「これは聞いても良い質問か」
「聞くとしてもどういう風に聞けば失礼に当たらないか」
とエージェントに相談することをお勧めします。

選考上の「内定」ではなく、真に「一緒に働きたい」と双方が思うかどうか。それこそが真の内定なのではないでしょうか。

<高田 祥>

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