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コラム:転職の技術

第686章

自己統制型のワークライフバランス

— 残業時間を気にする前に —

2015年2月6日

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残業はプロジェクト事情によるのが基本前提

転職における目的の一つに、「稼働時間が安定し残業が少ない環境」を上げる人も多いと思います。ただ、皆さんも感じていると思うのですが、この業界はPJや顧客の特性によって大きく環境が変わるのが実態です。入社前には「落ち着いた労働時間の会社」と聞いていても、入社後にいきなりフル稼働というケースもゼロではありません。これはIT業界であれば致し方ない事ですし、特にSIやITコンサルのようなクライアント向けの仕事をしている企業であればよくあるケースだと言って良いと思います。また自社サービスや自社パッケージ開発の企業でも、リリース前や障害発生など何らかのタイミングでは一時的に忙しくなることは必ず発生するものです。

労働時間を管理するのは誰か

ただ、そのような場合でも会社側が稼働時間について管理・認識をしており、プロジェクトに対して何らかの是正措置を促してくる企業は少なくありません。単純に「プロジェクトが忙しいのはPMやメンバー自身のせい」という事で済ませず、会社として労働時間を管理し、従業員の心身の健康を守ろうとする動きは多くなってきたと感じます。
その一方で、ある一定の地位まで来たのならもう会社に頼るのは止め、自分自身で労働時間も管理する必要もあると個人的には思っています。

仕事とプライベートを両立させる為に

東レ経営研究所で社長をされていた、佐々木常夫さんという方がいます。世間ではワークライフバランスの伝道者として有名なお方ですが、佐々木さんは著書の中で「ワークライフバランスではなく、ワークライフマネジメントを目指すべき」と仰っています。与えられた環境でバランスを取るなんて流暢なことでは無く、自らメリハリを付けて仕事とプライベートの時間を創り出すぐらいの方が今のビジネスには向いているのかもしれません。物理的に労働時間でハードワークするのではなく、知的ハードワーキングで短時間に成果が出せるよう、仕事のやり方を改善するアクションこそが求められていると思います。その上で、プライベートの時間を自ら創る事が重要なのだと思います。

それでもなお、仕事がハードで忙しい企業も存在するのは事実です。ただし、その環境でしか身に付かない成長を圧倒的な速さで、濃密に経験出来るというメリットもあります。
また、転職後はどうしてもパフォーマンスを出そうと頑張りすぎて、ついついオーバーワークになりがちです。そんな時こそワークライフマネジメントを思い出し、休むタイミングを創りだせるよう取り組んでみてください。

<鈴木 裕行>

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